ヒリヒリして赤くなる…敏感肌の美白ケア、ポイントは?

敏感肌のスキンケア

いつまでも美しくありたい人にとっては、シミやくすみをなくすために、毎日の美白ケアは欠かせませんよね。

しかし敏感肌の人が間違った美白ケアをすると、逆効果になるリスクがあります。今回は敏感肌の人の正しい美白ケアを解説します。

敏感肌は美白ケアが大変!その理由は?

美白ケアが気になる女性

敏感肌の人は肌に合う化粧品を探すのが大変なだけでなく、実は新たなシミができやすい状態でもあります。

敏感肌にとって美白が大変な理由を詳しく見てみましょう。

理由1:敏感肌はシミができやすい

敏感肌とは、肌のバリア機能が低下して、外からの刺激が肌の内部に侵入しやすくなっている肌です。

バリア機能を担っているのは肌の一番表面にある角質層で、敏感肌は角質層が乱れることで生じます。

 
角質層が乱れて紫外線が侵入すると、表皮にあるメラノサイト(色素細胞)が反応してメラニンの生産を活性化させ、それがシミやくすみの原因になります。

メラノサイトは紫外線以外の刺激にも反応します。

 
敏感肌になると化粧品の成分や多少の摩擦でさえも刺激になるため、シミができるリスクが増えるのです。

理由2:肌荒れでターンオーバーが遅れやすい

角質層の内側の表皮の所々に、外部から侵入した異物を監視する役目の細胞(ランゲルハンス細胞)があります。

この細胞が異物を感知すると、免疫機能が働いて炎症が生じ、肌がヒリヒリしたり赤くなるなどの肌荒れが起きます。

 
肌荒れが起きると肌のターンオーバーが乱れて、滞ったり異常に早くなったりします。

ターンオーバーが滞ると、メラノサイトで作られたメラニンの排出が上手くいかず、シミも解消しません。

 
逆にターンオーバーが異常に早くなると角質層が厚くなり、ポロポロと皮むけしたり、肌の透明感が失われてくすんで見えます。

理由3:美白成分は肌への刺激が強い

美白成分は、メラニンの生成に関わる酵素(チロシナーゼ等)の働きを阻害するなどの作用で、肌を白くする働きがあります。

このように美白成分には肌本来の働きを抑制する一面があるので、肌にとってはある程度の負担になり、敏感肌には刺激が大きすぎる場合があります。

化粧品に含まれる美白成分、肌への刺激は?

手作り化粧水で美白ケア

厚生労働省が認める美白成分を配合した化粧品はすべて、一般化粧品ではなく「医薬部外品」です。

一般化粧品には配合することが許されていないということは、それだけ肌に対する影響が大きいということです。

 
化粧品に含まれる美白成分の各々には、どの程度の刺激やリスクがあるのでしょうか?

ハイドロキノン

ハイドロキノンはメラニンの生産を抑制すると共に、できたメラニンを漂白する効果があります。

美白効果が非常に高い成分ですが、その分肌への刺激も強く、以前は皮膚科で処方してもらわないと使えませんでした。

 
現在は配合量の少ないものは医薬部外品として市販されていますが、敏感肌の人は症状が治まるまで使用は控えるべきです。

使用方法を誤ると、メラノサイトが大きなダメージを受けて、白抜け(白斑)ができるリスクもあります。

アルブチン

アルブチンは皮膚内でハイドロキノンに変わる「ハイドロキノン誘導体」ですが、ハイドロキノンに比べて刺激性は低く、メラノサイトに深刻なダメージを与えることはないとされています。

αアルブチンとβアルブチンの2つのタイプがあり、αアルブチンは2%まで、βアルブチンは7%までの配合が認められています。

 
しかし敏感肌は、一般化粧品の成分にも過剰に反応することがあるので、アルブチンに反応して炎症が生じるなどのケースもあり得ます。

ビタミンC誘導体>

ビタミンC誘導体は、チロシナーゼを阻害する美白効果があるだけでなく、細胞を傷つける活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

メラノサイトにダメージを与えて白抜けを起こすようなリスクはありません。

 
発生したメラニンを還元する、コラーゲンの生成を促進する、皮脂の分泌を抑制するなどの効果もあり、美白・美容効果の高い成分です。

しかし敏感肌にはピリピリするような刺激がある場合もあります。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は肝斑を改善する内服薬として有名ですが、化粧品にも配合されていて、シミを改善する効果があります。

チロシナーゼの活性を抑えるほか、シミを活性化するプロスタグランジンという物質を抑制する作用もあります。

 
またトラネキサム酸には炎症を抑えて肌荒れを改善する作用があるので、敏感肌の改善にも役立ちます。

敏感肌の人にとっては嬉しい美白成分ですが、人によってはマイナスの刺激になる可能性もあるので、注意が必要です。

敏感肌の美白ケア、ポイントはここ!

敏感肌の美白ケア

美白ケアとは、美白化粧品を使うことだけではありません。

敏感肌で美白化粧品を使うのを避けたい場合、どのようなお手入れを心掛ければいいのでしょうか?

まずは保湿を最優先で

敏感肌の場合は、美白ケアの前に肌の健康を取り戻して、様々な刺激に対する過敏さを解消することが大切です。

敏感肌を誘発する大きな原因は「肌の乾燥」なので、スキンケアでは「保湿」が最優先になります。

 
十分に保湿することでターンオーバーが正常化し、バリア機能が回復するにつれて過敏さが消えていきます。

それによって、メラニンの排出がスムーズになり、シミ・くすみができにくくなります。

紫外線対策を万全に

肌が敏感なときは刺激の強い美白成分を使えない分、新たなシミを作らないための予防(=紫外線対策)が重要になります。

日焼け止めは紫外線吸収剤を配合したものより、紫外線反射材を配合したものが、敏感肌には向いています。

 
ただし紫外線反射材を使った日焼け止めは汗で流れやすいので、こまめに塗り直す必要があります。

日傘や帽子など、肌に負担をかけない対策グッズも活用しましょう。

化粧品の添加物にも注意して

敏感肌には、美白成分だけでなく、防腐剤や界面活性剤などの添加物も刺激になります。

できるだけ無添加の、肌に余計な負担をかけない化粧品を選びましょう。

 
しかし、無添加化粧品にも「防腐剤無添加」「香料無添加」など様々な種類があり、防腐剤が無添加でも香料は入っているという場合もあります。

一口に敏感肌といっても、人によって過敏に反応してしまう成分は違うので、自分にとって刺激の少ない化粧品を選ぶことが大切です。

 
敏感肌の人は、美白の前に肌のバリア機能を回復する必要があります。

また、敏感肌の時には新たなシミもできやすいので、保湿や紫外線対策に万全を期すことが重要です。

  敏感肌のためのおすすめ化粧水は?

 

この記事のまとめ

  • 敏感肌は肌のバリア機能が低下しているので、新たなシミができやすい
  • 美白化粧品は敏感肌には刺激が強いものがあるので、注意が必要
  • 保湿を心掛けてバリア機能を回復させよう
  • 肌に負担をかけない方法で、紫外線対策を強化する
  • 化粧品は美白成分だけでなく添加物にも注意が必要