肌のたるみに効く!化粧品の選び方は?

肌のたるみは年齢を感じさせる大きな原因で、エイジングケアの重要ポイントの一つです。

スキンケアでたるみの改善を目指すときに、有効な化粧品とは何で、どのように選んだらよいのかを解説します。

肌がたるむ原因は?

肌のたるみが気になる女性

加齢が原因と考えられている肌のたるみですが、原因はそれだけではありません。

肌がたるむ原因にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

原因1:加齢

肌のハリを支えているのは、表皮の下の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの弾力組織です。

真皮層の約70%は繊維状のタンパク質であるコラーゲンで構成されていて、そのコラーゲンを結び合わせているのがゴムのような伸縮性のあるエラスチンです。

 
コラーゲンやエラスチン、そしてこれらの間を満たすヒアルロン酸などの間質成分は、真皮層にある繊維芽細胞で作られます。

しかし年齢と共にその生産力が衰えていくため、次第に肌のハリが保てなくなるのです。

 
また加齢による表情筋の衰えも、肌を持ち上げる力が弱まるため、フェイスラインがたるむ原因になります。

原因2:紫外線

加齢よりも肌のしわやたるみの大きな原因になるのが、紫外線による「光老化」です。

見た目の年齢を感じさせる顔や首筋のしわやたるみは、実はその大部分が年齢よりも紫外線の影響です。

 
紫外線には波長の長いUVAと波長が短いUVBがあり、UVAは真皮層まで侵入して、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。

肌の表面に日焼け(サンバーン)を起こすUVBに比べて、UVAの影響は一見穏やかですが、そのダメージは長年にわたって蓄積し、肌のたるみやしわの大きな原因になります。

 
透過性の高いUVAは、曇りの日にも相当量が降り注ぎ、ガラス窓などからも侵入するので注意が必要です。

原因3:生活習慣

間違ったスキンケアで肌を乾燥させたり、肌荒れさせるのも、肌の老化を早める原因になります。

フェイスマッサージは血行改善による美肌効果がありますが、表情筋はデリケートなので間違った方法では逆効果になり、かえってたるみを作ってしまいます。

 
自己流の小顔マッサージで、まぶたが垂れ下がるなどの深刻なダメージを受けることがあるので注意が必要です。

これ以外にも、ちょっとした癖がたるみの原因になることもあります。

 
たとえば頬杖をつく癖は、強い力で皮膚に不自然な歪みを作るので、顔の片側だけがたるんでしまう原因になります。

パソコン仕事で背中を丸めてデスクに向かうなど、姿勢の悪さは首や顔の血行を阻害して肌に悪影響があります。

 
いつも肩が凝っている人は、姿勢の悪さから血行不良になっている可能性があるので注意しましょう。

長期間の睡眠不足、偏った食生活など、生活習慣の乱れも肌のたるみの原因になります。

 
紫外線などで受けたダメージは、成長ホルモンが分泌される睡眠中に修復されますが、睡眠不足ではその修復がはかどりません。

偏った食生活で、肌が必要としているタンパク質やビタミンなどの栄養素が不足するのも、肌の老化を早める原因です。

 

肌のたるみに効果的な成分は?

顔のたるみケア

化粧品を選ぶ時にまず注目したいのが、メインで配合されている美容成分です。

肌のたるみに効果があるとされる成分にはどのようなものがあり、その成分が肌にどう働きかけるのでしょうか?

コラーゲン

先ほど述べた通りコラーゲンは、真皮層で肌のハリを支える重要な成分です。

化粧品に配合されたコラーゲンが真皮層まで届くわけではありませんが、肌に親和性が高い優れた保湿成分として働きます。

 
肌のバリア層である角層を保湿するのは、あらゆる肌トラブルを予防する基本のケアです。

コラーゲンは、ヒアルロン酸やセラミドと並ぶ三大保湿成分と言われており、潤いを増すことで肌にハリを与えます。

レチノール

レチノールはビタミンAの一種で、ターンオーバーの促進、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生促進、紫外線ダメージの軽減などの作用がある、エイジングケア成分です。

ピーリング効果がある成分として、ご存知の人も多いと思います。

 
これらの作用が大きいレチノイン酸(薬品名はトレチノイン)は副作用も大きいので、医療機関でしか使えませんが、低濃度のレチノールは化粧品にも配合が許されています。

油性の成分なのでクリームに配合されるのが一般的です。

 
レチノールはたるみやしわの予防、改善に効果が期待できる他、シミの改善も期待できます。

人によって、あるいは肌の状態によって、赤みや炎症が起きることがあるので注意が必要です。

 
刺激が強いようなら一時使用を中断して、肌の状態が良くなってから使用しましょう。

使用中は紫外線の影響を受けやすくなるので、紫外線対策を厳重にするか、夜だけ使用するようにしましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑制する美白成分として有名ですが、抗酸化作用やコラーゲンを増やす作用があり、エイジングケアにも役立つ成分です。

活性酸素は肌を酸化(老化)させる大きな原因です。

 
ビタミンC誘導体は、紫外線を浴びたときなどに発生する活性酸素を還元して無毒化し、しわやたるみができるのを防ぐ効果があります。

また真皮層の繊維芽細胞に作用して、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進する作用もあります。

 
肌の状態によってはピリピリした刺激を感じることがあるので、その場合はしばらく使用を見合わせましょう。

肌のたるみを改善する化粧品、選ぶポイントはこれ!

美容治療でたるみケア

エイジングケア化粧品には様々なものがあり、選択に迷うことがありますね。

肌のたるみを改善する化粧品を選ぶときは、どのようなことに注意したら良いのでしょうか?

ポイント1:「エイジングケア」の表記がある化粧品

化粧品の広告では「アンチエイジング」という言葉を使うことは禁止されていますが、「エイジングケア」という表現は一定の範囲で許されています。

エイジングケアの表記のある化粧品は、上記のような「たるみ」に効果が期待できる成分が配合されています。

 
美容外科での施術のようなリフトアップを期待することはできませんが、加齢や紫外線の影響を減らし、ダメージを修復することが可能なのが、エイジングケアの表記がある化粧品です。

ポイント2:高保湿の化粧品

肌のたるみを改善する基本になるのが「保湿」です。

肌の乾燥はたるみの要因の一つというだけでなく、様々な肌トラブルの原因となり、角層に限らず表皮の下層や真皮層にまで影響が及びます。

 
また乾燥肌が悪化して敏感肌になると、美白ケアやエイジングケアを継続することができなくなります。

大人の女性の肌は乾燥しやすいので、高保湿の化粧品を選ぶことが重要です。

ポイント3:毎日続けられる価格の化粧品

 
肌のたるみケアは、短期間で効果を上げることはできません。

長年にわたって少しずつ進むエイジングに対抗するには、毎日のエイジングケアを継続することが大切です。

 
そのためには、高価な化粧品を買ってチビチビ使う、お財布の事情で続けられなくなる、などということになっては意味がありません。

毎日必要な分だけしっかり使える価格の化粧品を選びましょう。

 
化粧品では肌のたるみは直らないという声がありますが、ケアの間違いや不足がたるみの原因になるのですから、エイジングケアがたるみ解消に有効であることは確かです。

正しいエイジングケアを継続して、たるみの改善を目指しましょう。

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この記事のまとめ

  • 肌のたるみは加齢よりも紫外線が大きな原因
  • たるみに有効な成分はコラーゲン、レチノール、ビタミンC誘導体など
  • エイジングケアの表記のある化粧品を選ぼう
  • 高保湿化粧品を選ぶことも大切
  • 継続して毎日使える価格帯の化粧品を選ぶ