顔のたるみを作るNG習慣とは?

顔をたるませる習慣

年齢を感じさせる顔のたるみの原因が、日頃のちょっとした習慣やクセにあるとしたら怖いですね。

今回は、顔のたるみを作るNG習慣にはどんなものがあるのか、その対策は何かについて解説します。

その1.顔のたるみを作るクセ

頬杖をつく女性

長期間太っていた人がやせると、伸びた皮膚が余ってたるみが出ます。

皮膚は一方向に引っ張られ続けることによって伸びてしまうのです。

 
私たちが何気なくしているクセにも、皮膚を伸ばしてたるみを作ってしまうものがあります。

ほお杖をつくクセ

考え事をするときやテレビを観るときなどに、無意識にほお杖をついていませんか?

ほお杖は、重い頭を頬に当てがった手で支える行為なので、頬の皮膚は強く圧迫されると同時に、上方向に強く引っ張られます。

 
鏡を見ながらほお杖をついてみると、目の下からこめかみにかけて深いしわができます。その分だけ頬の皮膚が引っ張られているのです。

カッコよくほお杖をついている女優さんの映像は、撮影用で力が加わっていません。

 
実際にほお杖をつくと、顔は大きく歪んでしまうからです。

ほお杖をつくクセは左右どちらかに偏るので、いつも引っ張られることで顔の片側にだけたるみが生じます。

 
ほお杖は皮膚だけでなく、あごの骨や歯にも変則的な力を加えます。

それほど強い力でなくても、1日にトータルで数時間も力が加わると、骨や歯は動いて変形してしまいます。

姿勢が悪い

いつも背中を丸める猫背の姿勢でいるのも、顔のたるみの原因になります。

背中を丸めてパソコン仕事をしていると、あごを突き出す形になり、首の前の皮膚が引っ張られて、首の後ろにしわができます。

 
こういう姿勢を長時間続けると、あごの皮膚にたるみが出てきます。

また猫背の姿勢は胸が圧迫されて呼吸がしにくくなり、自然と口呼吸になります。

 
常に口まわりの筋肉をゆるめて口呼吸をしているのも、フェイスラインのたるみの原因になります。

食べ物を噛むときのクセ

いつも左右どちらか片方の歯で噛むクセも、骨格のゆがみや頬のたるみの原因になります。

虫歯の治療中についてしまったクセが直らない、ということが多いので注意しましょう。

 
また片方の歯だけで噛むクセが何年も続くと、片頬の法令線だけが目立ってくることもあります。

また食事であまり噛まずに飲み込んでしまう習慣は、あごの筋肉や表情筋の衰えから、たるみにつながることもあります。

 
両方の歯でよく噛むことで、フェイスラインを引き締めることができます。

その2.間違ったスキンケア

間違ったスキンケア

毎日のスキンケアの間違いが、たるみの原因になることがあります。

どのようなNGスキンケアがたるみを作ってしまうのでしょうか?

紫外線対策ができていない

紫外線の中でも波長が長いUVAは、真皮層まで侵入して肌のハリを作る組織を破壊するため、肌のたるみの大きな原因になります。

真皮層ではコラーゲンやエラスチンといった弾力組織が肌を支え、ハリを与えています。

 
紫外線が侵入すると活性酸素が発生し、この弾力組織が酸化されます。

酸化されて劣化したコラーゲンやエラスチンは、肌にハリを与える力がなく、たるみやシワができてしまいます。

 
このような紫外線による真皮層のダメージは、長年にわたって蓄積されるので「光老化」と呼ばれています。

光老化を抑えるためには、1年を通して十分な紫外線対策が必要です。

 
とくにUVAは曇りの日でも降り注ぎ、ガラス窓を通過して家の中にも侵入するので注意しましょう。

保湿が不十分

保湿が不十分で肌を乾燥させるのも、たるみの原因になります。

肌のバリア機能は、角質層に一定の水分が保たれていることで、本来の役目を果たすことができます。

 
乾燥してバリア機能が低下すると、紫外線が侵入しやすくなるなどで、真皮層にも悪い影響を与えます。

肌の乾燥はニキビの原因にもなり、炎症ニキビができると真皮層にダメージを与えて、ニキビ跡が残ることがあります。

過度なマッサージ

顔のマッサージは、適切に行なえばたるみを改善する効果がありますが、強く押したり引っ張ったりする過度なマッサージは、逆にたるみの原因になります。

顔の筋肉と皮膚は、腱膜という骨格筋の腱よりは弱い組織でつながれているので、強くマッサージすると切れてしまうことがあります。

 
腱膜が切断されると、まぶたが垂れるなど回復が難しい大きなたるみが生じます。

また皮膚は、繰り返し引っ張られることでのびてしまうので、肌を強く引っ張るマッサージはたるみの原因になります。

その3.生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れ

皮膚も臓器の一つで、自律神経のコントロールによって新陳代謝を行なっています。

生活習慣が乱れて、自律神経のバランスが崩れると、肌の栄養状態や代謝機能が低下して、たるみの原因になることがあります。

食事のバランスが悪い

バランスの悪い食事をしていると、糖分(炭水化物)の摂り過ぎ、タンパク質不足、ビタミン不足などが生じ、肌の栄養状態が悪くなります。

糖分を摂り過ぎると、余った糖分がタンパク質に結びついて劣化させる「糖化」が進行します。

 
糖化は老化現象の一つですが、糖分の摂り過ぎによって早く進行します。

肌のハリを作るコラーゲンやエラスチンは、アミノ酸を材料にして真皮層で合成されます。

 
アミノ酸は肉や魚などのタンパク質食品に含まれているので、肉も魚も嫌いという偏食では、ハリのある肌を保つことができません。

逆に野菜嫌いの人は、野菜に含まれるビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化成分が不足して、肌の酸化=老化が進む心配があります。

飲酒・喫煙

お酒が肝臓で分解されるときにも活性酸素が発生します。

適量のお酒なら問題になるほどではありませんが、肝臓が疲れるほど飲むと活性酸素も大量に発生します。

 
肝臓は脂肪の代謝など様々な仕事をする臓器ですが、アルコールが血液に含まれているとその「解毒」を最優先で行ないます。

大量にお酒を飲んで肝臓が忙しくなるほど、多くの活性酸素が発生します。

 
喫煙も活性酸素が発生する原因になります。

活性酸素には体外から侵入した有害物質を酸化して無毒化するという有益な面もあり、タバコの煙に含まれる様々な有毒物質に反応して活性酸素が発生するのです。

 
困るのは、喫煙で発生した活性酸素が、有毒な物質だけでなく健康な組織にもダメージを与えることです。

紫外線の害で述べたように、活性酸素は皮膚のコラーゲンやエラスチンを劣化させて、肌のハリを失わせる原因になります。

 
また活性酸素が発生すると、その害を抑えるためにビタミンCなどの抗酸化成分が消費されて不足する可能性があります。

睡眠不足

睡眠が肌の調子に深い関係があるのは言うまでもありませんが、注目したいのはダメージを受けた組織が睡眠中に修復されるということです。

この修復・再生を促がす働きをするのが、睡眠中に分泌される成長ホルモンです。

 
睡眠が不足すると成長ホルモンの分泌が減って、肌が昼に受けたダメージの修復がはかどらず、肌の老化を早めてしまうことになります。

 
顔のたるみを作るNG習慣についてお話しましたが、何か思い当たる点があったでしょうか?

一度たるみができてしまうと、その修復は大変です。ふだんの暮らしでのちょっとした注意が転ばぬ先の杖になります。

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この記事のまとめ

  • ほお杖をつくなどの、ちょっとしたクセが顔のたるみを作ることがある
  • 紫外線対策に抜け穴があるなど、スキンケアの間違いは顔のたるみの大きな原因
  • 良かれと思ったマッサージが逆効果になることも
  • 食生活やお酒・タバコにも、たるみの原因が潜んでいる
  • 睡眠不足など生活習慣の乱れもたるみの原因