乾燥肌が悪化する、間違ったスキンケアとは?

スキンケアで悩む女性

女性の7割は乾燥肌の悩みを抱えていると言われています。

十分スキンケアをしているつもりなのに乾燥肌が治らない…こんな時はケアの仕方が間違っている可能性があります。

 
乾燥肌のケアの間違いやすいポイントと、正しいケアの仕方を解説します。

スキンケアに時間をかける

時間をかけたスキンケア

乾燥肌を改善するための「丁寧なケア」を心掛けることが、かえって乾燥肌を悪化させる原因になることがあります。

クレンジング・洗顔のやり過ぎ

乾燥肌が悪化する原因の多くは、クレンジング・洗顔での「洗い過ぎ」です。

洗い過ぎの弊害の一つは、メイクやよごれだけでなく、バリアとして働いている角質も剥がしてしまうことです。

 
「毛穴の汚れを落とそう」などとして強くこすると、乾燥肌の悪化につながります。

洗い過ぎのもう一つの弊害は、角質層が本来持っている保湿成分(天然保湿成分・細胞間脂質)まで洗い流してしまうことです。

 
とくに、すすぎの楽な「洗い流せるタイプ」のクレンジング剤は、界面活性剤が多量に配合されているので、メイクを落とすだけでなく肌本来の保湿成分も奪ってしまいます。

洗顔でも、界面活性剤を多量に配合した洗顔フォームなどを使うと、肌の保湿成分を失うことになります。

 
肌のバリア機能を低下させる「洗い過ぎ」をしていると、ターンオーバーが異常に早くなり、未成熟で保湿能力の低い角質が厚く積み重なることで、乾燥肌が悪化します。

クレンジングの時間は、メイクをなじませるのに1分間、すすぎと合わせて2分以内に終えるようにしましょう。

 
また洗顔は、石けんの泡で優しく洗い、すすぎも含めて30秒以内に済ませましょう。

長時間のフェイスパック

フェイスパックの時間は、10分くらいが適当です。特に乾燥している時でも15分以内にとどめましょう。

それ以上すると肌がふやけて、角質層のバリア構造のタガが緩み、かえって乾燥しやすい肌になります。

 
乾燥した肌では、バリア機能が不完全なもろい角質が厚く重なっています。

長時間パックして肌をふやけさせると、乾いたときに皮むけや粉ふきが出やすくなります。

 
また、フェイスバックが乾いてくると、肌に与えた水分を再吸収しようとするので、逆効果になります。

化粧水を浸透させるためのパッティング

化粧水を浸透させようとして、肌を手のひらで強くたたきこむのは逆効果です。

肌をたたくことで角質の縁がめくれて、そこから水分が失われます。

 
化粧水を塗った後は、手のひらで包むように軽く抑えるだけで十分です。

化粧品を使うのを避けている

化粧水をつける女性

乾燥肌が進行したときは、いつもの化粧品が使えない場合もありますよね。

しかし単に化粧品を使わなければ良い訳ではなく、それによって乾燥がさらに悪化する可能性もあります。

肌荒れの時はスキンケアを中断?

乾燥肌になると、いつもの化粧水でもピリピリと刺激を感じることがあります。

これは乾燥肌が進行して、肌荒れ(敏感肌)が起きつつある兆候です。

 
こんなときは、もちろん刺激を感じる化粧品は使用を一時中断する必要があります。

しかし、何もつけないで乾燥を進行させてしまうのはNGです。

 
浸透性の高い美白化粧品を使っていて刺激を感じた場合は、浸透性の低い敏感肌用の化粧品に変えるなど、敏感さの程度に応じた対応が必要です。

刺激を感じない化粧品で保湿することで、肌が本来持っている天然保湿成分や細胞間脂質が回復する良い環境を作ることができます。

 
肌荒れしている時に、まず使用をひかえたいのは石けんです。

普段ならむしろ肌に良い刺激になる石けんのアルカリ性が、敏感さを助長することになり、肌荒れを進行させてしまいます。

 
石けんが使えないときは、洗浄力の弱いクリームタイプのクレンジングでメイク落としをした後に、ぬるま湯だけで洗顔しましょう。

紫外線対策はいつも万全に

紫外線は肌を乾燥させる大きな原因なので、乾燥肌の時も紫外線対策を省くことはできません。

日焼け止めは肌に負担が掛かるから…と避けていると、乾燥肌が進行するだけでなくシミの原因にもなります。

 
紫外線吸収剤を配合した肌に密着するタイプの日焼け止めは、肌を乾燥させる傾向があるので、紫外線反射材を配合したものや敏感肌用の日焼け止めを使用しましょう。

日傘、帽子、アームカバーなど、肌に負担をかけない紫外線対策は、乾燥肌の時にはとくに有益です。

 
しかし、日傘などでは下から肌に当たる「反射紫外線」には無効なので、肌に塗る紫外線対策を完全に省略することはできません。

スキンケアの順番が間違っている

スキンケアの順番

同じアイテムを使っていても、使う順番を間違うと本来の効果を得ることはできません。

正しいスキンケアの順番とはどのようなものでしょうか?

基本の順番は「水性→油性」

スキンケアは、水性化粧品で肌に水分を与えて整える→油性化粧品でカバーする、の順番で行ないます。

アイテムでいうと、化粧水→美容液→乳液→クリームが正しい順番です。

 
肌の状態によって美容液は省くことができます。乳液とクリームもどちらか1つを省くことが可能です。

最初に乳液やクリームなど油性の化粧品を塗ると、化粧水など水性の化粧品が肌に浸透しなくなります。

 
洗顔後の皮脂が洗い流された肌にまず水分を与えて、その上から油性化粧品でフタをするというイメージです。

肌に浸透させる必要のない日焼け止めは、油性化粧品を塗った後に使用します。

スペシャルケアでも手順を守って

フェイスパックや蒸しタオルでいつもと違うケアをするときにも、順番が大切です。

蒸しタオルを使うなら洗顔後にそのままではなく、化粧水を付けてから顔に乗せるのが正解です。

 
蒸しタオルの温かい蒸気で化粧水を肌になじませ、その後、必要に応じて美容液を部分的にまたは顔全体に塗ります。

化粧水や美容液を含ませたフェイスパックは、洗顔後の肌にすぐ使用します。その後、乳液またはクリームでフタをすることを忘れずに。

 
乾燥肌が悪化する原因になる、洗い過ぎや紫外線の害について解説しました。

なかなか改善しない乾燥肌で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

 

この記事のまとめ

  • クレンジングと洗顔のやりすぎが乾燥肌の大きな原因
  • 長時間のフェイパックは逆効果
  • 肌荒れした時は、化粧品を使うのを避けるだけではダメ
  • 紫外線対策が万全でないと乾燥肌は改善しない
  • スキンケアの順番は「水性→油性」が基本