アンチエイジングに効果的な運動は?

運動でエイジングケア

アンチエイジングというと、ついスキンケアに気が向きがちですが、それだけではなかなか成果が上がりません。

適度な運動は肌のコンディションを良くするだけでなく、加齢による肌のたるみを予防する効果もあります。

 
なぜ運動がアンチエイジングにつながるのか、どんな運動が効果的なのかを解説します。

運動をすると肌がきれいになるのはなぜ?

運動とアンチエイジング

運動は心身の機能に様々な影響を及ぼします。肌にはどんな影響を与え、なぜそれが「きれい」につながるのでしょうか?

筋肉を動かして血行促進

体を動かす時、筋肉では酸素が消費されます。

筋肉を動かし続けるには呼吸から取り入れた酸素を血液に乗せて筋肉まで運ぶ必要があるため、運動をすると血行が良くなるのです。

 
運動による血行促進は、一時的な効果だけではなく、毛細血管を増やして運動をしていないときの血行も改善します。

反対に運動をしないと毛細血管の血流が低下して、使われなくなった毛細血管は機能が低下しやがて消滅してしまいます。

 
これが「毛細血管のゴースト化」と呼ばれる現象です。

運動によって毛細血管が発達すると、肌への栄養や水分の補給が活発になり、老廃物の回収もスムーズになります。

 
このような代謝の向上によって、肌のくすみや目のくまが解消し、肌色が良くなります。乾燥肌や肌荒れなどのトラブルも解消します。

また運動をして汗をかくことで、汗腺の機能も向上します。

 
汗腺には汗に含まれる塩分などのミネラルを再吸収する機能がありますが、日頃あまり汗をかかないとこの機能が衰えて、塩分が濃いべたべたした「悪い汗」をかくようになります。

日頃から汗をかいて汗腺の働きを良くしておくと、真水に近いさらさらした「良い汗」になります。

 
汗をかき慣れない人が汗をかくとバテてしまうのは、悪い汗をかいて塩分を失うからです。また、べたべたした悪い汗は化粧崩れの原因にもなります。

筋肉が肌を持ち上げる

ちょっと意外ですが、運動は肌のリフトアップにもつながります。

顔の筋肉(=表情筋)は、内側から肌を持ち上げる働きをしています。しかし表情筋が衰えると、肌を支えられなくなるだけでなく、筋肉が細くなることで皮膚が余ってしまい、それがたるみの原因になります。

 
いつも無口や無表情だと、表情筋も運動不足になり衰えが早まるため注意が必要です。

ストレス解消で肌トラブルを改善

ストレスは自律神経のバランスを乱して肌への血行を阻害するので、様々な肌トラブルの原因になります。

適度な運動によってストレスを解消することは、肌の調子を整えることにも役立つのです。

 
また運動による適度な疲れやストレス解消は、質の良い睡眠につながります。

それによって睡眠中の成長ホルモンの分泌が盛んになり、ダメージを受けた肌の修復が進みます。

 
運動習慣は、生活習慣全般の改善にもつながります。例えば、ぐっすり眠って気持ち良く目覚めたら、朝食もしっかり食べられるようになりますね。

アンチエイジングのための運動、ポイントは?

アンチエイジングのための運動

運動を効率的にアンチエイジングに結びつけるために、気を付けたいポイントは何でしょうか?

筋トレと有酸素運動、どっちがいいの?

アンチエイジングのための運動は、無理なく続けられることが一番のポイントです。

そのためにはウォーキングなどの軽い有酸素運動が向いています。

 
有酸素運動は心肺機能を向上させ、血流を促がして代謝を良くする効果があります。

とくに血管機能の向上は、美肌効果だけでなく、高血圧や脂質異常などの生活習慣病の予防にもつながります。

 
ただし、筋トレなどのメニューは全く必要ない、という訳ではありません。

筋トレなどの無酸素運動を有酸素運動とセットで行なうことで、運動の効果はさらにアップします。

 
筋肉に負荷をかける無酸素運動は、ダメージ修復のため成長ホルモンの分泌を促がします。

夜に分泌される成長ホルモンは昼間の運動によって増やすことができるのです。

 
成長ホルモンは肌の真皮層でのコラーゲンの再生を活発にし、アンチエイジングにつながります。

ある程度有酸素運動の運動習慣が付いたら、ストレッチや筋トレなどの無酸素運動も組み合わせてみましょう。

運動のやり過ぎは逆効果?

激しい運動や長時間の運動は、酸素の消費量を増やして、体内で大量の活性酸素を発生させます。

処理しきれない活性酸素は、肌のコラーゲン組織などを酸化させて老化を早めます。

 
アスリートに長寿の人が少ないのは、活性酸素による老化の早まりや遺伝子への障害が一因と言われています。

また急に強い運動をすると関節に負担がかかり、軟骨組織に治りにくいダメージを受けることがあります。

 
ウォーキングやジョギングをするときは、とくにシューズのサイズやクッションに注意して、足首やひざに不自然な力かからないように注意しましょう。

アンチエイジングに効果的な運動は?

アンチエイジングとヨガ

一口に運動と言っても、たくさんの種類があります。その中でアンチエイジングの効果が高い運動にはどのようなものがあるでしょうか?

ウォーキング

ウォーキングは年齢にかかわらず出来る、アンチエイジング効果が高い運動です。

血行促進、ストレス解消効果の他に、体幹や足腰の筋肉を鍛える効果があります。

 
普通に歩くより少し早足で歩くのがコツで、疲れたら普通の早さに戻し、楽になったらまた早足で歩く、をくり返します。

週に3回、30分程度が目安ですが、回数や時間にこだわる必要はなく、継続して楽しんでやることが大切です。

 
慣れてきたら、坂道を歩く、リュックに5~10kgくらいのダンベルを入れて背負って歩くなど、少し負荷をかけるウォーキングを取り入れるのも良いでしょう。

ヨガ

ヨガは姿勢を正すストレッチ効果の他に、呼吸を整えて気持ちを落ちつかせ、自律神経を調(ととの)える効果があります。

ウォーキングと同じで継続することで効果が生まれます。

 
最初はインストラクターの指導を受けて、正しい方法を身に付けることが重要です。

ヨガには瞑想の要素もあり、継続して行なうと精神面での効果が大きく、心身両面でのアンチエイジングが期待できます。

スクワット

スクワットは脚の筋肉を鍛えるだけでなく、腹筋や背筋など体幹筋肉を鍛える効果があります。

それによって体のバランスを保つ能力が高まり、日常生活でケガをしにくくなる効果もあります。

 
また血行が改善される、腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進されるなど、アンチエイジングにも役立ちます。

最初は膝の負担が軽いパラレルクスワット(膝を太ももと床が平行になるくらいまで曲げる)がおすすめです。

 
1日5分くらい、週に3回を目安に行います。最初から毎日行うと、膝を痛めることがあるので注意しましょう。

ストレッチ

ラジオ体操などのストレッチ運動も、継続するとアンチエイジング効果が期待できます。

ストレッチで筋肉や関節の可動域を広げ、身体を柔らかくすることで、肩こりや腰痛を予防し、疲労の回復を早めることができます。

 
ストレッチを継続すると自然に普段の生活の姿勢も良くなり、血行促進や自律神経の安定にも役立ちます。

 
肌を健康にし、若さを保つために効果がある運動について解説しました。

日頃のスキンケアと併せてアンチエイジングの成果を上げるために、ぜひ参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • 運動による血行促進は、毛細血管を増やして肌の代謝をアップする
  • 筋肉が肌を内側から支え、肌にハリをもたらす
  • ストレスを解消してぐっすり眠ることで肌トラブルを解消できる
  • 激しい運動は活性酸素を大量に発生させて逆効果になることも
  • ウォーキング、ヨガなど適度な運動を継続することが大切