【美容外科VS化粧品】リフトアップにおすすめなのは?

リフトアップに効果のある方法

初対面の人の年齢を推定する一番大きなポイントになるのが、顔のたるみ具合だと言われています。

逆に言うと、たるみのない引き締まったフェイスラインが、若く見られるポイントです。

 
今回はエイジングケアの最大テーマとも言えるリフトアップを、美容外科と化粧品を比較しながら解説します。

美容外科でのリフトアップ、どんな方法がある?

エステで施術を受ける女性

リフトアップといえば先ず思い浮かぶのが美容外科ですが、その方法にはどのようなものがあるでしょうか?

切って縫い合わせる手術

この方法では、耳の周囲や髪の生え際などの目立たない部分の皮膚を数cm切り、皮下組織を剥離してから引き上げ、余った皮膚を切除して縫い合わせます。施術後は傷跡が少し残ります。

引き上げるときに、筋肉と皮膚・皮下組織から結合している腱を切り離す必要があります。

 
ミニリフト、フルフェイスリフトなど、引き上げる範囲を選ぶことができます。

費用は引き上げる範囲によって40万円~100万円ほどですが、クリニックによってかなり差があります。

 
この他に「フェザーリフト」という糸で皮膚のたるみを引き上げる施術があります。

こめかみ付近や耳の下から、ギザギザのある特殊な医療用の糸を真皮または皮下組織に挿入して、法令線のたるみなどを引き上げます。

 
糸は1年ほどで身体に吸収され、効果が持続するのは2年ほどです。費用は1本あたり3~4万円で、一般的な施術では6~10本前後挿入します。

レーザー系の治療

たるみを取るレーザー治療には、「フラクセル」や「フラクショナルCO2レーザー」などがあります。

「フラクセル」は、真皮層にレーザー光線で熱を与え、ごく軽い火傷を負わすことで肌の自己治癒力を活性化する施術です。

 
ダメージを修復する過程で、肌のハリを作るコラーゲンの産生が活発になります。

クレーター状のニキビ跡の治療にも使われます。フラクセルでは、真皮層まで届く長い波長のレーザーを使用します。

 
直径約0.08mmという微細なスポットの光線を、高密度(1㎠当たり250ショット)で照射するため、できるかさぶたも微細で、ダウンタイムが少ないのが特徴です。

1回の施術費用は、頬などの部分照射で3~4万円、顔全体で8万円程度が相場です。ただし、1ヶ月のほどの間隔を置いて5~6回の施術が必要です。

 
「フラクショナルCO2レーザー」も、微細ポイントにレーザーを当てて肌の負担を少なくする施術です。

「真皮層に熱で軽いダメージを与えることで肌の再生を促がす」という点でも、フラクセルとよく似ています。

 
1回の施術費用は、クリニックにより差がありますが、2万円前後が相場です。やはり5~10回の施術が必要です。

注入系の治療

注入系のリフトアップは、皮下にヒアルロン酸やコラーゲンを注入する施術の他に、自分のお腹やお尻の脂肪を吸引してそれを注入する方法もあります。

ヒアルロン酸とコラーゲンは、注入の目的や施術方法は同じですが、最近はコラーゲンの注入が主流です。

 
その理由は、ヒアルロン酸の方が皮膚に留まる時間が長いこと、施術が比較的容易なこと、人の組織への親和性が高くアレルギーを起こさないこと、などです。

注入するヒアルロン酸には色々な種類があり、それによって効果の持続期間や費用が異なります。

 
1カ所の注入費用は4,000円~20,000円で、顔全体では20万円~30万円が相場です。

脂肪注入は、注入した脂肪の何割かは吸収され、残りが生着します。

 
したがって吸収される分を見込んで多めに注入するのが普通です。持続期間は1~3年ほどです。

美容外科でのリフトアップ、メリット・デメリットは?

顔を持ち上げる女性

美容外科でのリフトアップは、効果が大きい反面リスクも伴います。どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

美容外科のメリット

美容外科でのリフトアップのメリットは「即効性」と「効果の大きさ」です。

レーザー治療は効果が現れるまでに一定の期間が必要ですが、その他の施術はその日から効果を実感できます。

 
また美容外科の施術は、通常のスキンケアでは修復できない、大きなたるみやしわを解消する効果が期待できます。

美容外科のデメリット

美容外科のデメリットで最も注意したいのは、施術のリスクです。

クリニックや医師によって施術の経験や技量が異なるので、得られる効果に差が出る可能性があります。

 
効果が小さいことよりも怖いのは、「見た目に不自然さが残る」というケースです。

また、めったにないことですが、レーザーで火傷をするなどの「施術の失敗」もあり得ます。

 
費用が高額になるのも美容外科のデメリットです。多くの施術がトータル費用で数十万円かかり、百万円を超すケースもあります。

また費用が高額な割に、効果の持続期間が短い施術もあります。

 
効果を持続させるには施術を繰り返す必要があり、「何歳まで続けるか」という問題も将来的には生じるかもしれません。

また若い時に受けた施術の影響が、高齢になって悪い形で出るという可能性も、完全に否定することはできません。

美容外科での施術がおすすめの人は?

美容外科の高額な施術費用をクレジットカードで支払いリボ払いにするのは、施術のリスクの他に借金のリスクも抱えることになり、効果が思ったほどでなかった場合のショックが大きくなります。

費用面で施術をおすすめできるのは、預貯金の一部で費用がまかなえる人です。

 
顔のたるみやしわが気になって日常生活に影響が出ている、という人も思い切ってやってみる価値があるかもしれません。

いずれにしても美容外科での施術をおすすめできるのは、施術前にリスクを調べてそれを容認できる人、効果を過大に期待しない人です。

 
「ダメ元」というには費用が高額ですが、心のどこかにその余裕が必要ですね。

自宅で行うリフトアップ、どんな方法がある?

自宅でできるリフトアップ

セルフケアによるリフトアップは、即効性は期待できませんが、継続することで「たるみの進行抑える」という、美容外科でも望めない効果があります。

自宅でできるリフトアップにはどんな方法があるのでしょうか?

無料でできるリフトアップ:フェイスマッサージ

フェイスマッサージは、リンパの流れを良くしてむくみを取る小顔効果の他に、適度な刺激と血行改善で、真皮層の新陳代謝を促してコラーゲンの産生を促進する効果が期待できます。

マッサージの手順は、1.顔の中心から耳へ、2.耳から首筋へ、3.首筋から鎖骨のくぼみのリンパ節へという順で、リンパの流れを促がすつもりで行ないます。

 
顔の部分は、額からこめかみへ、目の下から耳へ、鼻のわきから耳へ、フェイスラインから耳への順です。

強い力を加えずに、中指と薬指でソフトにマッサージします。場所によっては、手を握って指の背中でする方がやりやすいでしょう。

 
摩擦で肌を傷めないようにマッサージオイルかクリームを使用します。

フェイスマッサージは、リフトアップ効果の他に、顔色が明るくなる、目の下のクマが解消するなどの美顔効果もあります。

お金をかけるリフトアップ対策は?

エステサロンでは、リフトアップマッサージの他に様々な美容機器を使ったリフトアップの施術を行なっています。

美容機器は、高周波や温熱効果で肌のコラーゲン産生を促進する、などの目的で使われます。

 
エステサロンでは、美容外科と違って1回で効果がある施術はありません。

また何回か通ったとしても効果が保証されているわけではなく、費用ばかりがかさむというケースもあります。

 
市販されている美顔器を購入して、家でセルフエステを行なうという方法もあります。

美顔器には、低周波で顔の筋肉を動かすEMSと呼ばれるもの、超音波やイオン導入で化粧品の肌への浸透を高めるものなどがあり、価格は3~4万円のものが多いようです。

 
手頃な家庭用の美顔器具には、美顔ローラーと呼ばれるマッサージ器具があり、数百円から市販されています。

どの美顔器具も正しい使用法で継続してケアすると、ある程度のリフトアップ効果が望めますが、過大な期待は禁物です。

 
また使用法を間違うと肌にダメージを与えるリスクもあります。

リフトアップ化粧品の選び方は?

化粧品でのリフトアップには、コラーゲン、エラスチンなどを含む、エイジングケア化粧品がおすすめです。

肌のハリを保つ成分であるコラーゲンやエラスチンは、化粧品で肌の内部まで届くわけではありませんが、保湿機能が優れていて肌のバリア機能を高める効果があります。

 
この他にエイジングケア化粧品には、コラーゲンの産生を促進するビタミンC誘導体、保湿効果の高いセラミド、肌の代謝を高めるプラセンタエキスなど、製品によって様々な成分が配合されています。

エイジングケア化粧品は、肌の健康を守ってたるみの進行(肌の老化)を予防するのが主な目的です。

現在あるたるみの改善に過大な期待は持てませんが、継続して使用することでリフトアップ効果が望めます。

 
美容外科は大きな効果が期待できる反面、リスクや費用が気になります。

化粧品はエイジング(加齢)の影響を「時計を逆回しにする」ように解消することはできませんが、肌の健康と活力を守ることで、ハリのある引き締まったフェイスラインを保つことが可能です。

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この記事のまとめ

  • 美容外科でのリフトアップは即効性があり、効果も大きい
  • 美容外科の施術にはリスクが伴い、費用も高額になる
  • 自宅でのフェイスマッサージはお金がかからず、効果があるリフトアップ法
  • 美顔器を使うセルフケアはエステよりも経済的で、継続して行なえる
  • エイジングケア化粧品を上手に使って、長期的な視点でリフトアップしよう