加齢と共に肌のハリがなくなり、シミやシワが増えてくるのは仕方のないこと。
ほうれい線も加齢とともに気になりだしますが、よく笑う人や顔のつくりによっては、20代からできてしまう人もいます。
ほうれい線くらいならまだそこまで気にならないけれど、たるみによる「ブルドッグ顔」はちょっと素通りできません。
地球には重力がありますので、どうしても肌が下へ下へと下がってしまうことは仕方のないことなのですが、できるだけブルドッグ顔は予防したいもの。
どうしてブルドッグ顔になってしまうのか、ブルドッグ顔を改善するにはどうすればいいのか?
ブルドッグ顔の原因やその対処法などを調べてみました。
目次
ブルドッグ顔ってどんな顔?
ほうれい線のあたりから肌がたるんでしまう
ブルドッグ顔は、ほうれい線あたりの肌が強くたるんでしまった状態をいいます。
肌の老化現象のひとつですが、ブルドッグ顔はその人の顔を何歳も老けて見せてしまうのが困りものです。
また、ブルドッグ顔は一度なってしまうとなかなか改善することが難しいという特徴もあります。
ブルドッグ顔になってしまう原因
ブルドッグ顔になってしまう原因は、ほうれい線ができてしまうことによるものだといわれており、もともと顔の肉が多い人がなりやすい傾向にあります。
顔の肉がたるんでしまってブルドッグ顔になるのですが、そもそもどうして顔の皮膚はたるんでしまうのでしょうか。
肌のたるみの原因は、皮膚のヒアルロン酸やコラーゲンを保持する機能が衰え、ハリを保つことができなくなってしまうからです。
これは老化現象のひとつで、肌は老化するとターンオーバーが乱れるとともに、水分や体内のハリ成分を保つことができなくなってしまいます。
ハリのなくなった肌はたるみ、ブルドッグ顔になってしまうのです。ブルドッグ顔になってしまう人は、肥満体型の人が多いともいわれています。
頬に脂肪がついてしまうことで脂肪の重みによって、さらに皮膚がたるみやすくなってしまうのですね。
そのほか、顔の筋肉が衰えてしまうことが原因になっている人もいるようです。
肥満体型ではなく、かつ顔の肉が多かったわけでもないのにブルドッグ顔になっているという人は、顔の筋肉の衰えが原因かもしれません。
ブルドッグ顔を予防・解消するには?
スキンケアでたるみを防ぐ
アンチエイジング化粧品などを活用し、肌が保持できなくなってしまったハリ成分を補充して、肌のハリを保つことが、ブルドッグ顔の予防につながります。
ヒアルロン酸やコラーゲン、プラセンタなどハリを保つ成分がたっぷり含まれたコスメがおすすめです。
またアンチエイジング化粧品のほかにも、ドリンクやサプリメントなどでコラーゲンを摂取するのもいいですね。
コラーゲンは夜寝る前に飲むと、睡眠中にしっかり吸収できるといわれています。
またビタミンCと一緒に摂取することでより吸収率が高まりますので、ビタミンCのサプリメントと一緒に摂取してみましょう。
プラセンタもドリンクタイプがありますので、一緒に摂取してみてもよいと思います。
顔の歪みを予防、改善する
顔が歪んでいると、ブルドッグ顔になりやすいといわれています。
顔が左右均等という人はほとんどいないといわれていますが、あまり非対称なのはよくありません。
顔の歪みを改善する小顔矯正などの施術もあり、機会があれば受けてみてもよいと思います。
自宅でできることとしては、眠る時に片方だけに傾いて寝ないように気をつけたり、食べ物を噛む時に左右同じ数を噛むようにするなどの工夫をするとよいですね。
実際、顔の左右を対象にするために、ガムを噛むときは左右両方に1つずつガムを入れて噛むという人もいるのだそう。
むくみを予防することがたるみ防止にも効果あり
顔がむくみやすいという人は多いかと思いますが、むくみは将来のたるみにつながってしまうので注意が必要です。
顔がむくむと、皮膚が伸びた状態になってしまいます。
その後むくみが治まったとき、たまにむくむ程度であれば皮膚ももとに戻りやすいのですが、毎日のようにむくんでいると、伸びた皮膚が元に戻ることができなくなってしまうのです。
結果伸びた皮膚が老化や重力の影響で下に向かってたるんでしまい、それがブルドッグ顔の原因になってしまうことも。
顔がむくみやすい人は、むくまないように寝る前の水分やアルコールの飲み過ぎや塩分の強い食事を避けるようにしましょう。
ブルドッグ顔予防、改善マッサージ
ブルドッグ顔を改善するストレッチはいろいろな人が発案していますが、ここでひとつ効果的なマッサージをご案内しましょう。
まず顔を少しだけうつむき加減にし、唇の両端に手のひらの親指の付け根部分(盛り上がっているところ)をあてます。
そして、ほうれい線のあたりを力強くなぞるようにゆっくりと、ぐっと耳の付け根まで引き上げてください。
これを3回から5回程度繰り返すと、ほうれい線やその周りの脂肪を刺激し、脂肪を落としてハリが出ます。
そのほか、大きな口をあけて「あ・い・う・え・お」と口を開閉したり、思い切り口を開けて3秒ほどおいたら、今度は思い切り口をすぼめるなど、表情筋を鍛える運動も効果的です。
マッサージ以外でも、日頃から表情を豊かにいろいろな顔をすることで、自然と表情筋は鍛えられますので、いつも楽しく笑っていられるような生活ができると理想的ですね。
顔筋を鍛えるアイテムなどもいろいろ販売されていますので、そういったものを活用すれば、より効果的にブルドッグ顔を改善できると思います。
- ブルドッグ顔は、ほうれい線あたりから肌がたるんでしまった状態を指す
- ブルドッグ顔の原因は、ほうれい線ができたことや肥満、顔筋の衰えなどが挙げられる
- ブルドッグ顔を予防、改善するには、スキンケアやインナーケアで肌のハリを保つ
- 顔のむくみに気をつけることで、たるみ防止効果も期待できる
- 顔の歪みを改善するよう、左右対称に食べ物を噛むなどの工夫をする
- ブルドッグ顔を予防、解消するマッサージもおすすめ