アレルギー性敏感肌に悩む女性は増えてきています。

女性に急増中のアレルギー性敏感肌とは?



日本に住んでいる国民の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患を患っていると言います。アレルギーは、体の免疫反応が何か特定の物質に対して過剰に反応して起こる免疫疾疾患です。

免疫は体内に浸入した異物を排除するために備わっているもので、私たち人間が生命を保つためには欠かせない生理機能です。

アレルギー症状を引き起こす物質をアレルゲンといいます。食べ物や動物、杉やヒノキなどの植物、金属、ハウスダストなどさまざまなものがアレルゲンとなり、アレルギー症状が現れます。咳やクシャミ、皮膚の痒みや湿疹など現れる症状もさまざまです。

現代の医療では、アレルギーのメカニズムなどまだまだ詳しいことが解明されていないのが実情です。アレルギー症状が肌に出ることを、アレルギー性敏感肌と言います。


敏感肌とアレルギー性敏感肌の違い



症状は、湿疹や赤み、痒みなど共通することが多いのですが、通常の敏感肌とアレルギー性敏感肌は全く違うもです。

一般的な敏感肌は、体質的にセラミドなどの、肌のバリア機能が乏しいことで外部のちょっとした刺激に過敏に反応してしまうことが原因です。

肌が外部の刺激に弱いことで乾燥や紫外線などの刺激が肌の奥まで届いてしまい、肌を守れというメディエーター(情報伝達物質)が出されます。このメディエーターによって、肌内部に炎症が起こされ乾燥、ヒリつき、痒み、赤みなどの症状が現れるのです。


アレルギー性敏感肌も刺激に対して過敏に反応するのは同じですが、何らかのアレルゲンが原因で敏感肌と同じような症状、赤みや痒み、湿疹が現れるのです。バリア機能が弱ってしまうことより以前に、体が特定の物質を有害とみなし、排除しようとアレルギー反応や炎症が起こってしまうものです。

アレルギーの仕組みと原因

ではアレルギーの仕組みや原因をご紹介していきましょう

体の外から入って来た異物を排除するための免疫機能は通常であれば、風邪などのウィルスや細菌に対して働き体を守る役目を果たします。この免疫機能が過剰に働き、身の回りにあって害のないはずの食べ物や動物、植物に反応するとアレルギー症状が引き起こされます。

体に入って来た異物に対して、体内で『IgE抗体』というタンパク質が作られることからアレルギーが始まります。血液の中でIgE抗体がアレルゲンと結合すると、体内の脂肪細胞が炎症物質であるヒスタミンなどを放出し始めるのです。


このヒスタミンがどこに放出されるかで、アレルギー症状の出る部位が決まります。鼻の粘膜に放出されると鼻水が、喉に放出されると喉のイガイガ、目に放出されると涙がでやすくなります。

肌にこのヒスタミンが放出されると、湿疹や痒み、赤みなどの症状が現れるのです。人によってアレルゲンとなる物質はさまざまで、1人の人が複数のアレルゲンを持っていることもあるのです。

アレルギー性敏感肌の一種、接触性敏感肌とは



接触性敏感肌は、皮膚に接触するものが刺激となって敏感肌のような症状を引き起こしてしまう肌状態です。痒みや痛み、ほてりを伴う発疹が、原因物質の接触した部分に現れます。やけどのようなひどい状態から、小さな赤み湿疹など症状の出方はさまざまです。

接触性敏感肌は大きく分けると二つに分類できます。

①一次刺激性皮膚炎

原因物質が肌に接触するとすぐに炎症反応が起こります。原因物質の量や肌のコンディション、体調にも大きく影響を受けます。悪い条件が重なるだけで、健康な肌の人でも起こす可能性のある皮膚炎です。

後日、一度肌の調子を崩してしまったものを肌に接触させても、体調が良くなるだけで炎症反応が起こらない場合もあります。

②アレルギー性皮膚炎

アレルギーの原因物質が肌に接触してもすぐに炎症反応は起こりません。1~3日後に原因物質が接触した場所に炎症反応がでてきます。アレルギー性皮膚炎の場合は体質的な影響が大きく、一度アレルギー反応を起こすと原因物質がわずかな量であってもアレルギー反応が出続けるのが特徴です。

接触性敏感肌の原因とは?

アクセサリーなどの金属や衣類の繊維、花粉や黄砂、動物の毛など、身の回りにあるさまざまなものが原因物質となり接触性敏感肌は引き起こされます。

化粧品で接触性敏感肌を起こす女性も多いです。洗浄力の強すぎるクレンジングや石鹸、香料や防腐剤、その人の肌にとって刺激となる物質が入っている化粧品を使うことで、肌に接触性敏感肌の症状がでてしまいます。

一次刺激性の場合もあれば、アレルギー性の場合もあります。症状が長引くようであれば、医療機関での診察が必要となるでしょう。

皮膚科でのアレルギー検査



アレルギー症状が出たときは、抗ヒスタミン薬やステロイドを使って肌に起こっている炎症を静めていきます。まずは、アレルギーの原因となる物質、アレルゲンの特定をしなければなりません。

アレルゲンの特定に多くの病院が行っているのが血液検査です。

①特異的IgE抗体検査

血液中のIgE抗体の量を調べます。数種類のアレルゲンを同時に調べることができ、少量の採血で検査できるので体にも負担がかかりません。

②皮膚テスト(パッチテスト)

皮膚にアレルギーを引き起こすアレルゲンではないかと疑わしい物質を貼付し、アレルギー反応の有無を調べます。

48時間後の肌に紅斑や浮腫、水疱などの湿疹がでることでアレルゲンが特定できるのです。金属アレルギーは、48時間以上経ってから陽性反応がでることもあるので、診断に時間がかかることもあります。

原因物質を特定するとアレルギー症状を引き起こすアレルゲンを遠ざけることができるので、これらの検査で自分のアレルゲンを特定するようにしましょう。原因物質がわかっていれば、化粧品を選ぶときに全成分の表記を確認して使用することができます。


しっかり確認することで、肌トラブルを未然に防ぐことができるのです。

現代病とも言われるアレルギー。女性にもアレルギー性敏感肌に悩む人が急増しています。自分のアレルゲンを知り生活の中から排除すること、体の生理作用を助けてくれる化粧品を正しく選び、正しく使うことで、アレルギー性敏感肌の症状を防いだり、軽くしたりすることができるでしょう。

ただし、化粧品は薬ではないので肌疾患状態になったときには速やかに専門医の指示を仰ぐようにしましょう。

 敏感肌のためのおすすめ化粧水は?



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