女性のあいだで話題となっている皮膚科処方薬

保湿化粧水と皮膚科でもらえる保湿剤の違いは?



肌のうるおいを保つためにはそのための化粧品や薬品を肌に塗ることが求められます。通常のドラッグストアにある化粧水以外にも、皮膚科で医師の処方によって手に入れることができる保湿剤があります。

それらはどう違うのか、その使い方は?そんな素朴な、でも重要な問題について解説していきます。

目次

保湿化粧水と保湿剤(薬)の違いについて
保湿剤の成分や効果的な使用方法について
保湿化粧水の成分やタイプについて

保湿化粧水と保湿剤(薬)の違いについて

保湿化粧水と皮膚科で処方してもらえる保湿剤の違いについてですが、簡単にいいますと、風邪になった場合を考えるといいでしょう。保湿剤はドラッグストアなどで買える総合感冒薬、保湿剤は病院で処方してもらえる抗生物質のイメージです。

これは後者のほうがより効果が強力で副作用も強いということを表わすものではありません。総合感冒薬であっても飲み過ぎてしまえば、体によくないのは当たり前です。


保湿のための化粧水や保湿剤の場合も同様に考えてください、化粧水は万人向け、要するにいろいろなタイプの肌や状態の人が使用することを念頭に作られています。

従って、極端にこれに効くという成分を多く配合してしまうと、ある人には効果的ですが、ある人にはまったく効果がない、という状態になってしまいます。

保湿化粧水を簡単に言うと・・・

市販されるものですので、売れなければ化粧品会社も困ってしまいます。従って、ニッチな症状に特化せず、どんな人でもそれなりに効果があるように作られています。それが先ほど述べたように、総合感冒薬だと例えた所以です。

いくら抗生物質がよく効いても、原因となる細菌に合わなければ効果がないのと同じ。総合感冒薬は熱を下げたり、節々の痛みを取ったりしますが、劇的に治癒はしないのと同じです。

もちろん化粧水はさまざまな種類があり、その商品ごとに含まれる成分や肌への影響も変わってきますが、これは素人にはなかなか判断がつきません。薬剤師の人に聞くという方法もありますが、皮膚の専門家ではないのでパーフェクトな回答は期待できないかもしれません。

保湿剤を簡単に言うと・・・

一方皮膚科で処方される保湿剤はどうでしょうか。保湿剤は主に軟膏(クリーム)状のものが多く、種類も少なくありません。

保湿剤の特徴としては、その肌の状態の改善に特化した成分が含まれていることです。つまり乾燥肌の原因などに直接、ピンポイントに効果が期待できるということです。

皮膚科はその専門家ですから、ある成分に特化した薬を処方することが可能で、その人に見合った最適なものを選んで処方することができます。薬をもらうほうも専門家の見立てによる薬の処方なので安心してそれを使用することが可能です。


また、保湿剤は意外なことに、それほど肌への刺激などが少ないということが特徴です。これは、保湿剤はある成分に特化しているためそのほかの余分な添加物が少なく、それによって肌に刺激を与えてしまうことが防げるからだといわれています。

洗顔後は保湿剤だけを使用すれば、化粧水のようにさらにクリームを塗るという手間もなく簡単です。


そして、何といっても病院で処方される「薬」なので、保険の適用が可能なため、ご自身の負担は少なくて済むということです。化粧水を買うことと比べると経済的でもあります。

もし、皮膚科の診察を受けられる余裕があるのであれば、専門家の意思に診てもらうことがよいかと思いますが、当然、何か皮膚に疾患がなければ薬は処方できません。完璧なうるおい肌の場合は化粧水でのケアで十分です。

あと、「薬」ですので刺激が少ないとはいっても塗りすぎには注意してください。用法用量を守って初めて期待された効果が出ますのでそのあたりはご留意ください。

皮膚科でもらえる保湿剤、成分や効果的な使用方法は?



皮膚科でもらえる保湿剤と市販されている化粧水との違いについては上で述べたとおりです。使用法が正しければ、非常に高い保湿効果が期待できそうです。

保湿剤には肌のうるおいを保つための成分が含まれています。


保湿剤の作用は、簡単にいうと皮脂などの不足によって皮膚から水分が逃げやすくなり、保湿機能が弱くなった肌にふたをして、直接水分を与えるように働きます。

保湿機能が弱いと肌が荒れるだけでなく、紫外線や外気の刺激によってシミや皮膚疾患ができやすくなってしまうので、それを直接防ぐのです。

それでは、どんな成分が肌に作用するのか見ていきましょう。

尿素

まず「尿素」が含まれている商品です。『パスタロンソフト軟膏』『パスタロンローション』『ウレパールクリーム』がそれに該当します。保湿効果が高く、固くなってしまった角質を柔らかくほぐします。

肌に傷があると刺激が強い場合があります。顔よりも手のひらや足の裏の保湿に向いています。

ヘパリン類似物質

次は「ヘパリン類似物質」というものが含まれている保湿剤です。『ヒルドイドソフト軟膏』や『ヒルドイドローション』という商品がそれに該当します。

効果は尿素が含まれているものと同様の作用をしますが、刺激はこちらのほうが少ない一方で独特のにおいがあります。苦手な人は注意したほうがいいかもしれません。

トコフェロール・ビタミンA

続いて「トコフェロール・ビタミンA」が含まれたものです。『ユベラ軟膏』という商品が該当します。特に手にできた湿疹や手荒れに有効です。

その他

そのほか、『白色ワセリン軟膏』や『アズノール軟膏』という商品があり、これらは手以外にもいろいろな体の部位に使用できます。医師と相談の上、自分の肌のどこが保湿が必要なのかを判断し、それに適切な種類の保湿剤を処方してもらうようにしましょう。

高級乳液!と、ネットで話題の保湿剤「ヒルドイド」とは



「ヒルドイド」という保湿剤があります。

これも、医師の処方箋が必要な薬ですので、薬局などで直接購入することはできません。保湿効果のような美容目的だけでなく、血行の促進、傷の修復やアトピー性皮膚炎、ケロイドなどにも効果があるという「魔法の塗り薬」として最近注目されています。

化粧水よりも保湿効果高い?

保険の適用があれば1つ200円程度で購入することができ、一般の化粧水を購入するよりもはるかに経済的です。乾燥肌だけではなくほうれい線やしわ、美白にも効果があるとされていて、美容のためにも是非とも使ってみたい薬です。

刺激も弱く、赤ちゃんにも使用することができます。乾燥肌の赤ちゃんに普通の保湿剤を使っても(いくら保湿剤の刺激が弱いといっても)やはり敏感に反応してしまいます。その点、このヒルドイドであれば安心というわけです。

市販では買えないのが残念・・・

ただし、やはり「薬」なので皮膚科に行って、何らかの皮膚の疾患であることを診断してもらわないと処方はされません。完全に美容目的だと難しいということです。

「魔法の薬」とはいっても、やはり使用上の注意はあり、血行促進効果は逆にいうと、出血がある場合に塗ると血が止まらなくなります。また、アトピーの状態によってはかえって悪化させてしまうこともあるそうです。

やはり、これが「薬」であることの意味を考えてください。しっかりと、皮膚科の医師の診察を受けてその指示通りに使用することが大切です。

保湿剤の効果的な使い方

保湿剤は「薬」ですので、しっかりと医師の指示を守って使用することが大事です。それを踏まえてより効果的な働きを希望するのであれば、次の点に注意してみましょう。

塗るタイミング

まず、入浴後すぐに塗ります。肌に水分が残っている状態で塗ることで高い効果が期待できます。

使用量

また、使用量は十分に確保しましょう。ケチケチして塗る量が少ないと効果が期待できません。もちろん、塗りすぎには注意してください。目安としては、0,5g(1円玉くらい)が適当だといわれています。

塗る回数

塗る回数も重要です。入浴後1回だけではなく、1日数回に分けて塗ってください。少なくとも1日2回以上は塗ることが必要です。めんどくさがらずに回数をお願いします。

塗り方

最後、塗り方です。こすりつけて摩り込むような塗り方は実は望ましくありません。肌を傷つけてしまいます。効果的なのは手のひら全体を使って丁寧に広い範囲に塗ることが大切です。


それぞれは小さな心がけですが、積み重なると大きな効果になりますので是非実践してみてください。なお、優先順位は医師の指示です。回数や塗るタイミングが指定されている場合は必ずそれに従ってくださいね。

保湿化粧水の成分やタイプについて



市販されている保湿化粧水も正しく使って、自分の肌に合うものを選べば保湿剤と同じように高い効果を期待できます。ここでは、その見分け方の参考になる内容について解説いたします。

保湿化粧品には以下のような成分が含まれます。それぞれ特徴がありますのでご理解をお願いいたします。

グリセリン

まず「グリセリン」です。滑りをよくするものとして知られていますが、アルコールの一種です。保湿効果のほか化粧水そのものの状態を維持するのにも役立ちます。

ただし、湿気の多い梅雨などでは水分を引き寄せすぎてしまいかえって肌がべとつきます。また、冬の乾燥時期は思ったほどの保湿効果が期待できません。

プロピレングリコール

次に「プロピレングリコール」です。抗菌作用に優れていて昔からよく使われていましたが、現在はあまり使用されなくなってきています。

「ブチレングリコール」はグリセリンの次によく使われる化粧水の成分です。グリセリンよりも湿気の影響を受けにくく、年中通して使用しやすいのと、肌への刺激も弱く敏感肌の人でも使いやすくなっています。

その他

そのほか多様ないわゆる「多価アルコール類」が化粧水の成分として使用されています。これによって肌にうるおいを与えて、保湿状態を維持します。

アルコール類以外にも、「乳酸ナトリウム」や「ヒアルロン酸ナトリウム」などが化粧水の成分として使用されています。ヒアルロン酸はしわに効果があるものとして有名ですよね。しわを消すことは肌の保湿にもつながるのでやはり効果があるのです。


化粧水の成分は単体ではなく、さまざまなものが配合されていますので、その割合がどうかが大切になります。薬剤師さんなどに聞いてみるのもよいかと思います。

保湿成分には3つの異なる働きがあるってご存知ですか?



上記で挙げた化粧水の成分ですが、どれも保湿に効果があるといっても、その作用(どうやって保湿するのか)は、成分によって異なります。

最後に、その違いについて説明したいと思います。


保湿のためには、大きく分けると「水を抱え込む」「水を挟み込む」「吸湿力がある」「油分でふたをする」の4種類があります。

水を抱え込む

「水を抱え込む」というのは細胞間角質(セラミド)に水分を補給し、維持してあげることです。セラミドは人間の肌の保湿物質の中でも重要かつ大部分を占めているもので、そこに水分が抱え込まれることで、うるおいを維持します。セラミドに効果が及ぶ成分がまず挙げられます。

水を挟み込む

次に「水を挟み込むと」いう作用です。細胞間物質そのものではなく、その間に水分を供給して保湿作用を与えるものです。

吸湿力がある

「吸湿力がある」というのはその成分が水分を引き付けて吸収し、それが肌に存在することで保湿力を与えます。

油分でふたをする

最後は「油分でふたをする」です。これは化学的成分に由来する化粧品に多いのですが、油分で無理やり水分が逃げないようにする作用です。効果は高いのですが、正常な人間の肌の作用としての水分のやり取りも阻害してしまいますし、何より肌にとってよくありません。

肌の機能やホルモンバランスの崩壊、皮膚病、皮膚がんなどのリスクの増大などよいことはありません。主に安い化粧品い多いようですが、このような石油などから合成された成分が多い化粧品は注意が必要です。


保湿化粧水でも医師の処方による保湿剤と同じような効果が期待できるものもありますので、よく使用上の注意やその成分を比較していただいて選んでいただければと思います。

 保湿化粧水・クリームのおすすめは?




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