プラセンタの美容パワーとは?

美容成分「プラセンタ」について



雑誌やテレビなどでよく目にするプラセンタという言葉、気になっている方も多いのではないでしょうか?

アンチエイジングに効果的、美肌作りに役立つといった効能・効果が謳われることが多いプラセンタですが、コラーゲンやヒアルロン酸といった美容成分と比べて、どこか正体が掴みづらいというイメージを持つ方も多いようです。

そこでこのページでは、プラセンタとは具体的にどんなものなのかご紹介していきたいと思います。


プラセンタとは

プラセンタ(Placenta)とは胎盤を意味する言葉です。ここでちょっと注意したいのが「プラセンタという成分があるわけではない」ということです。コラーゲンやエラスチンなどとは違う、というわけですね。

一般的に、化粧品やサプリメントに配合されているプラセンタとは胎盤からエタノールで抽出したプラセンタエキスを指します。

プラセンタエキスの成分を分析すると、大部分がタンパク質でできており、他にも各種ステロイド骨格類、エストロゲンをはじめとしたホルモン類、ビタミン類などが含まれているとされています。

プラセンタの歴史

プラセンタは古くから医薬品として用いられており、歴史はなんと紀元前までさかのぼれるそうです。

紀元前400年頃には、ギリシャの医聖と呼ばれたヒポクラテスがプラセンタを医療に用いたという記録があり、世界三大美女の一人であるクレオパトラや、フランス王妃マリーアントワネットも美容や若返りの秘薬として、プラセンタを使用したとも言われているそうです。


また、中国においては秦の始皇帝が不老長寿の秘薬として服用していたという逸話もあります。以降、プラセンタは中国では「紫河車(しかしゃ)」という漢方薬となり珍重され、日本では江戸時代の加賀で紫河車を配合した「混元丹」という秘薬が作られ、不老長寿や滋養強壮の効果があるとして人気を集めたという記録が残っています。

現代医学という面でみると、1930年代の旧ソ連においてプラセンタの組織片を皮膚の下へ埋め込む組織療法が考案されたのを皮切りに、プラセンタの医療への応用研究が進み続けています。

プラセンタの種類


※写真はイメージです。


プラセンタは由来となる原料によって、次のような種類があります。


1.ヒトプラセンタ

ヒトプラセンタは人間の胎盤から抽出されたプラセンタです。1950年代に医薬品として認可されたもので「プラセンタ療法」に使用が制限されているため、医療機関でのみ、処方や使用が認められています。

そのため、ヒトプラセンタを製造できる会社は製薬メーカーに限られており、化粧品やサプリメントに配合されることはまずありません。

ヒトプラセンタは、自律神経の調整や肝機能、更年期障害の改善を目的としたプラセンタ療法で用いられる他、美容クリニックや皮膚科で行われる美容目的のプラセンタ注射で使用されています。


2.豚プラセンタ

一昔前までプラセンタエキスの原料として牛が用いられることがありましたが、BSE問題をきっかけに牛由来のプラセンタが禁止とり、現在では流通するプラセンタの大部分が豚由来の豚プラセンタとなっています。

豚プラセンタは国内で養豚が行われている関係上、安定供給が実現しており、現在化粧品や健康食品をはじめとして、医薬品として販売される錠剤やドリンク類などに広く用いられています。


3.馬プラセンタ

馬プラセンタはその名の通り、馬の胎盤から抽出された胎盤エキスです。馬の胎盤は豚の胎盤よりも大きく、一回の出産で一頭のみ産むという特徴があるため、豚プラセンタよりも成分の面で優位性があると言われています。

特にアミノ酸の含有量が高く、豚プラセンタと比較すると300倍ものアミノ酸が含まれているとされます。


4.植物性プラセンタ

「植物には胎盤は存在しないのに、植物性プラセンタなんておかしくない?」と思われる方も多いかもしれませんね。

その考えは正解で、植物性プラセンタというのは造語です。植物由来ではあるけれども、一般的なプラセンタと同じようにタンパク質やビタミン、ミネラル類が豊富に含まれているエキスのため、プラセンタという名前がつけられているに過ぎません。

注意したいのが、植物性プラセンタの名がついたものには、動物性プラセンタに含まれる「成長因子(肌の再生を促すタンパク質の一種)」が含まれていないため、細胞活性効果などは期待できないという点です。

プラセンタの大きな特徴の一つに成長因子があることを考えると、植物性プラセンタの優位性は少ない、という説もあります。


プラセンタの美容効果について



プラセンタの美容効果には以下のようなものがあるとされています。

1.肌細胞の再生、活性化

動物性プラセンタには「成長因子(グロースファクター)」が含まれているとされています。成長因子は肌細胞の再生と活性に深い関わりがあり、近年アンチエイジングの鍵を握る存在だとして注目を集めています。

この成長因子は元々体内に存在しているものですが、18歳~25歳頃をピークとして減少するとされています。そのため、動物性プラセンタを摂取することで成長因子を体内に摂り入れることが有効だと考えられています。

また、成長因子には角化細胞や繊維芽細胞を活性化させる働きもあり、コラーゲンの生成を促すとも言われています。

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2.エイジングケア効果

プラセンタに含まれている活性ペプチドやビタミンC、E、ミネラルなどには抗酸化作用があり、活性酸素を除去して体内のサビの原因を取り除く効果が期待されています。

また、表皮細胞を破壊する過酸化脂質を減らす働きのあるビタミンBも含まれることから、エイジングケア効果があると考えられています。

3.保湿効果

美しい肌の条件となる潤い、その潤いを保つのに重要なのが天然保湿因子(NMF)です。プラセンタにはこの天然保湿因子を構成するアミノ酸の含有量が高く、肌全体の保湿力を高める働きがあると言われています。

また血行を促進させたり、皮膚に酸素や栄養素がスムーズに供給されるようサポートさせたりするため、皮膚を健康にしながら肌トラブルを防ぐという効果も期待できます。

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プラセンタは安全なの?副作用は?



プラセンタは更年期障害や慢性の肝機能障害の治療に使用されることもあるため、基本的に人体に有害なものではないと言えます。

しかしながら、一般的に入手できる商品に配合されるプラセンタと医療機関で使用されているヒトプラセンタは、由来となる原料だけでなく、製造方法や安全性が大きく異なることも事実です。


現実問題として、サプリメントや化粧品に配合されるプラセンタの中には、胎盤成分をエタノールで乱暴に抽出した品質が低いものも存在するため「プラセンタだから安全」と言い切れないのが実情です。

これはプラセンタがエラスチンなどと異なり、単一の成分でないということに深く関係していると言えるでしょう。

プラセンタは先にご紹介したとおり、様々な成分が混在した胎盤エキスです。そのため、製造元・販売元によって品質にばらつきがある可能性が高いこと、含まれる成分や組成がはっきりしないしないケースがあることを覚えておきましょう。

プラセンタの副作用

プラセンタを摂取したり肌に塗布したりすることで、一時的に体調不良などの副作用がでる場合があります。主な反応には以下のようなものがあります。

・ニキビや吹き出物がでる
・発疹、赤み、かゆみがでる
・接触性皮膚炎
・生理不順
・睡眠障害
・体重の増加
・バストが張る

大抵の場合、副作用がでても使用を中止することで症状が改善しますが、不調が長引く場合もありますので、トラブルの兆しを感じた場合はできるだけ早く医師の診断を受けるようにしましょう。

これらの副作用の出方は個人差がありますが、気になる方はプラセンタよりも成分がシンプルな保湿化粧水やクリームを使用することをおすすめします。

最近はセラミドやコラーゲン、エラスチンなどの美容成分がしっかりと配合された、機能性の高い保湿化粧品も多く販売されています。プラセンタだけにとらわれず、自分の肌に合った成分を見極めることも大切です。

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この章のまとめ

  • 一般的に、プラセンタは胎盤から抽出された胎盤エキスを指す
  • プラセンタという美容成分は存在しない
  • プラセンタにはエイジングケア効果や肌細胞の再生効果、保湿効果などがある
  • プラセンタは副作用がでる場合もあるので注意が必要

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