レチノールの美肌効果とは?

肌ハリ・美白に効果的な成分「レチノール」について



肌のハリを作るとして人気が高いのが、レチノールという成分です。聞いたことがないという人もいるかもしれませんが、これはビタミンAのことだと理解すれば分かりやすいでしょう。

ビタミンAはもともと体内に存在する成分なのですが、血液中に含まれるビタミンAはほとんどレチノールでできています。つまり、私たちにとって欠かせない存在だということです。

ここではレチノールという成分について詳しく見ていきたいと思います。


レチノールの効果



レチノールはビタミンAの一種でしわやたるみ、シミやニキビなど、肌の様々な悩みに効果があると言われる成分です。

レチノールの効果1 しわ対策効果

レチノールの効果として特に注目されているのが、しわ対策効果です。肌にハリや弾力をもたらす成分として有名なのが「コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸」の三大美容成分と呼ばれるものです。

これらの美容成分は体内で生成されますが、その生成工場とも言えるものに「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」があります。この細胞が活発に働いていると、コラーゲンやヒアルロン酸がどんどん生成され肌のハリが保たれますが、活動が落ちてしまうと当然コラーゲンやエラスチンの生成量が減り、肌のハリや弾力が落ちてしまいます。

実は、レチノールはこの繊維芽細胞に働きかけ、コラーゲンなどの美容成分を生成するスピードを上げるという役割を担っています。そのため、レチノールは肌にハリや弾力を取り戻し、しわを改善することができるというわけです。

レチノールの効果2 シミ対策効果

レチノールにはピーリング効果があります。ピーリングには「果物のなどの皮をむく」という意味があり、ピーリング効果とは「肌表面に蓄積した古い角質や老廃物をむくように落とす」ことを指します。

ピーリングには、古い角質や老廃物、角栓などを取り去ってターンオーバーを促進する効果が期待できますが、その結果、肌のメラニン色素の排出を促してシミを改善することができると考えられています。

レチノールの効果3 肌の水分保持

レチノールには、新しくできた細胞の水分を保持するという働きがあり、肌の水分保持力を高めてくれると考えられています。

繊維芽細胞の活性化によって生まれた新しい細胞に十分な水分を保持させてくれるため、肌全体に潤いを与え、細胞に活力も与えてくれます。

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レチノールの副作用



レチノールは肌にハリや弾力を与える、ピーリング効果でターンオーバーを促進させるなどのメリットがありますが、一方で副作用というデメリットも併せ持っています。

レチノールは得られる効果が大きいのと比例して、副作用も大きく出やすい成分ですので、使用する際には十分注意が必要です。

レチノールの副作用1 炎症や腫れなどを引き起こすリスクがある

レチノールにピーリング効果があることは前述の通りですが、肌表面に古い角質や老廃物が溜まっていない状態でむやみにレチノールを使用してしまうと、肌表面の新しい角質を無理矢理はがしてしまうことになり、肌を痛めてしまいます。

そのため、短期間で何度も使用してしまったり、配合量が多いコスメを使い続けたりしてしまうと、肌を大きく痛め、炎症や腫れなどを引き起こす危険性があります。

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日本で製造されているレチノール配合化粧品の場合は、濃度が1%以下とされているため危険性は低いと考えられますが、海外から輸入したコスメなどの中には3%を超える高濃度の物なども存在しますので要注意です。

実は、日本でも2013年に第一三共ヘルスケアの「ダーマエナジー」というレチノール高配合の化粧品シリーズが販売中止に追い込まれたという事例があります。レチノールが配合された化粧品を使用する場合には、使う前にパッチテストを行うなどして、肌にダメージを与えないかしっかりと確認しておきましょう。

副作用2 奇形の赤ちゃんが生まれる可能性がある

内閣府の食品安全委員会は、平成24年更新のファクトシートの中で、妊婦がレチノールを摂取しすぎることで、奇形の赤ちゃんが生まれる可能性が高まること(催奇形性-さいきけいせい)について言及しています。

まだ人間での臨床例はありませんが、食品安全委員会のレポートということで、大変気になるところではあります。コスメなどで体内に吸収されるレチノールの量は非常に少ないとはいえ、妊娠中はレチノール配合化粧品の使用は控えておいた方が良いでしょう。


美容目的で使われるのは「トレチノイン」!



美容目的でレチノールを取り入れる場合、レチノイン酸とも呼ばれるトレチノインというものを使うケースが多いですね。レチノールとトレチノインの違いについてですが、レチノールがビタミンAのことをさすのに対し、トレチノインというのはビタミンA誘導体となります。

どちらも肌のハリや弾力を作るために必要なコラーゲンを生成したり、肌のターンオーバーを促進させるという働きを持っています。


違いとして挙げられるのが、レチノールに比べるとトレチノインのほうが成分が非常に強いということです。50倍から100倍もの効果を発揮するわけなので、効果が高いほうを選びたいと思っている人にも向いています。

ただ、成分が強いということは、刺激も強いということです。間違った方法で使用をしてしまうと、思わぬ肌トラブルの原因になってしまうこともあります。だからこそ、トレチノインは国内の化粧品には使われていません。

トレチノインを取り入れたいと思った場合は、クリニックや皮膚科で処方をしてもらう必要があるのです。

リスクが大きい個人輸入は避けましょう!

個人輸入などの方法を使えばトレチノイン配合の化粧品を海外から輸入することはできますが、何らかのトラブルがあったとしても個人で責任を取らなければなりません。濃度が濃いトレチノイン配合化粧品を使った場合の副作用として多いのが、赤みやかゆみといった症状です。

塗ったところが痛くなってしまったり、しみやそばかすが悪化してしまうことも珍しくありません。使い方を誤ってしまうと美容効果が得られないばかりか大きな肌トラブルに繋がってしまう可能性があるものだということを理解しておいたほうがいいでしょう。

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そういった意味でも、個人輸入でトレチノイン酸配合の化粧品を取り入れることは避けたほうがいいですね。

もっと手軽にレチノールを取り入れたいということであれば、レチノール配合の化粧品を使ってみてはどうでしょうか。成分が強いトレチノインは化粧品に配合できませんが、レチノールであれば配合することができるのです。


レチノール配合の化粧品を使用する際の注意点



レチノールはシミやしわ、たるみ、ニキビなど、たくさんの肌トラブルを改善する効果が期待できる成分です。しかし、一方で不安定な成分でもあるため、いくつかの問題点・注意点が存在します。

レチノール配合化粧品の注意点1 日中に使うとシミができやすくなる

シミ改善に高い効果があるとされる成分なのに、シミができやすくなるってどういうこと?という声が聞こえてきそうですが、これはあくまで日中に使用した場合の注意点です。

レチノールにはピーリング効果があり、肌のターンオーバーを促して数々の肌トラブルを解消するという一面があります。そのため、レチノール配合化粧品を使用している場合は、刺激や紫外線に敏感な新しい肌細胞が肌表面にある状態となるため、紫外線ダメージをより受けやすくなってしまうのです。

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そのため、日中に使う場合は使用後にしっかりと紫外線ケアを行うことが大変重要となります。皮膚科などで行われるトレチノイン治療でも、トレチノインの塗布は一日一回夜だけ、と定められていることが多く、日中はクリニックで処方された日焼け止めの使用が指導されます。

また、百貨店などのコスメカウンターでレチノール配合化粧品を購入する場合などにも、シミの原因となるので日中の使用は避け、夜のみの使用とするようアドバイスされるのが一般的です。

レチノール配合化粧品の注意点2 ステロイドとの併用はNG

レチノールには表皮細胞の増殖を促進させる作用がありますが、ステロイドには表皮細胞の増殖を抑制するという逆の作用があります。そのため、レチノールとステロイドの併用はNGとなっています。

何らかの理由でステロイド剤を使用している場合は、医師に相談し、使用に関するアドバイスを仰ぎましょう。

この章のまとめ

  • レチノールには、シミやしわ、ニキビなどを改善する効果がある
  • レチノールとトレチノインの違いは、ビタミンAかビタミンA誘導体かという点
  • レチノールには、高い肌改善効果がみられる一方、様々な副作用も存在する
  • レレチノール配合化粧品は、夜間に塗布を行い、日中はしっかりと紫外線対策をすることが大切
  • レチノール、トレチノインともに催奇形性が報告されているため、妊活中や妊娠中の使用は控える

当サイトで紹介しているレチノール配合化粧品は、安全性が高いものです。安全で安心して使える化粧品を探しているけれどどれを選べばいいのかわからず悩んでいるという場合にも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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