セラミドって肌にとってどんな役割があるの?

潤い美容成分「セラミド」について



乾燥肌や敏感肌用の高保湿化粧水の成分を見てみると、高確率でセラミドという成分名が確認できます。

TVのCMや雑誌の広告などで「セラミドが美肌づくりに役立つ」という宣伝文句を目にする機会も多いですが、実際にセラミドがどんな美容成分で、具体的にどのような役割を果たしているかについては、意外に知られていないのではないでしょうか?


せっかくセラミドが配合されているスキンケア用品を使うのであれば、その働きや効能を理解している方が、より効果的に使いこなせるはずですよね。

そこでこのページではセラミドの効果や作用など、その魅力についてご紹介していきましょう。


セラミドとは?



セラミドは、ヒアルロン酸やコラーゲンといった代表的な美容成分と同様に語られるケースが多いですが、決定的に異なる点があります。それは、セラミドが肌のバリア機能と深い関わりのある「細胞間脂質」だということです。

潤いのある健康な肌を保つためには、角質層に十分な水分が保たれていることが条件となるのですが、その水分保持のためセラミド(細胞間脂質)は重要な役割を果たしています。


角質層は皮膚の最上層にありますが、その厚みはわずか0.02mm程度と極薄です。ここには活動を停止した20層ほどの肌細胞が積み重なっていて、役割を終えると自然に剥がれていきます。この肌細胞と肌細胞の間をつないでいるのが、セラミドをはじめとした細胞間脂質です。

この肌細胞とセラミドの関係性は、まるでレンガとその目地にあたるモルタルのようなもので、健康な肌ではレンガにあたる肌細胞がきれいに並べられ、モルタルにあたるセラミドが間をしっかりと埋めている状態となります。

そうなると、肌表面にすき間がなくなるため、デコボコもなくなめらかなとなり美しい肌を保つことができます。


しかし、加齢や誤ったスキンケアなどが原因でセラミドが減少してしまうと、すき間を埋めるモルタルを失ったレンガ壁のように、肌は痛んでガタガタとなり、肌荒れや乾燥を引き起こしやすくなります。この状態が乾燥肌や敏感肌、というわけです。

セラミドをはじめとした細胞間脂質は、角質層の肌細胞同士をしっかりと結びつけ、角質層の下にある美容成分や有効成分、水分が無駄に蒸発・排出するのを防ぐバリア機能も担っています。細胞間脂質におけるセラミドの割合は50%と高く主成分となっています。このことからも、セラミドの有効性・有用性は十分お分かりいただけると思います。


セラミドによる美肌効果について



セラミドは「最強の美容成分」と呼ばれるほど、高い美肌効果があるとされる成分です。セラミドの美容効果が高いとされる理由は、なんといってもセラミドの持つ強力な水分保持力にあります。

肌の保水力を左右する保湿成分には「水分を間に挟み込むタイプ」と「水分を抱え込むタイプ」「水分を吸着するタイプ」がありますが、中でも最も保水力が強く、肌を健全に保つ効果が高いのは「水分を間にはさみ込むタイプ」です。


セラミドはこの「水分を間にはさみ込むタイプ」の美容成分で、肌の水分保持機能やバリア機能の維持、正常な角質層の生成など、健康な肌の維持に欠かせない物質です。

ちなみに、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンといった有名な美容成分は「水分を抱え込むタイプ」に分類されるため、エラスチンよりも保湿効果は落ちます。


お肌にセラミドが十分な量保たれ角質層がしっかりとしていれば、湿度の低い砂漠のような乾燥地帯でも、肌は水分量を維持できるといわれています。

また、セラミドの水分保持機能は高い保湿効果にも繋がっているため、化粧水や美容液などに配合することで、高保湿タイプのスキンケア用品を作り出すことができます。


セラミドは元々肌の角質層に含まれる成分のため、スキンケア用品への適合性は最高です。そのため、セラミドが配合された化粧水や美容液などは、敏感肌や乾燥肌の方でも安心して利用できると考えて良いでしょう。

また、近年皮膚科医がアトピー性皮膚炎の治療に有用な成分としてセラミドに注目をしているとされ、アトピー性皮膚炎の悩む女性にとっても、セラミドは非常に重要な美容成分となりつつあります。


セラミドを増やすには?



セラミドは有名なコラーゲンと同じように体内で生成される美容成分のため、増やす方法として「飲む」「塗る」などが挙げられます。コラーゲンにもサプリメントやスキンケア用品などがありますが、セラミドも同じというわけですね。

身体全体のセラミド量を増やしたいのであれば、サプリメントなどを摂取して全身にセラミドを行き渡らせるのが良いですし、顔のセラミドをピンポイントで濃く補給したいのであれば、セラミド配合の化粧水や美容液を塗るのが一番です。


理想をいえば、身体の内側と外側、両方からセラミドのアプローチをするのが一番ですが、セラミドの摂取のためにサプリメントや化粧品を揃えるのは難しいというのが実情でしょう。

女性の多くは顔の保湿や美肌を目的としてセラミドの補給を行うと思いますので、まずはセラミド配合の化粧水や美容液を最優先にして、余裕があればサプリメントやドリンクを追加するというのが現実的です。


また、ちょっと意外かもしれませんが、セラミドは食品からの摂取も可能です。そもそもセラミドは体内で生成される美容物質なので、当然といえば当然ですね。

セラミドが含まれる食品には次のようなものがあるので、日常的に摂取を試みると良いでしょう。なお、食品からセラミドを摂取する場合、推奨とされる摂取量は1日あたり0.6~1.2mg程度です。


セラミドが多く含まれる食品

・米
・白米
・大豆
・乳製品
・こんにゃく


これらの食材の中でも、特にこんにゃくにはセラミドが豊富で、100g程度のこんにゃくを食べるだけで被知日の必要摂取量をカバーできます。サプリメントやドリンクと比較すると、かなりコストパフォーマンスが良さそうですね。

必要な部分のセラミド増加を最も手軽に行えるのは、セラミド配合の化粧品の使用ですが、その他にも補給方法は多数あります。継続して摂取・補給するのが一番ですので、自分にとって続けやすい方法を見つけると良いでしょう。


セラミド配合スキンケア化粧品を選ぶポイント



セラミドの凄さが理解できると、すぐ使ってみたい!と思うものですよね。そこで、正しいセラミド配合の化粧品を選ぶポイントをご紹介していきましょう。

ポイント1 天然のセラミドが配合されている

セラミドには以下のような3つの種類があります。

■天然セラミド
動植物から抽出されたもの

■天然型セラミド
酵母などを組み合わせたもの

■疑似
セラミドと分子配列が似ている成分

この中で最も人間の皮膚と相性がいいのは、やはり天然セラミドです。疑似に至っては似て非なるものなので、効果は非常に低いので要注意です。

ポイント2 肌への刺激が低い

セラミドは人体でも生成される成分なので、肌に塗布したり経口摂取したりしても、刺激を受ける可能性はほとんどありません。しかし、セラミドと一緒に配合される成分の中に、化学的に生成されたものが多数あれば、アレルギーなどを引き起こす可能性があります。

美肌のためにセラミド配合の化粧品を選択するのに、アレルギー症状などが出てしまっては本末転倒です。セラミド配合のスキンケア用品を選ぶときは低刺激と明記してあるような、肌に優しいタイプのものを選ぶことをおすすめします。

ポイント3 相乗効果のある美容成分が配合されている

ヒアルロン酸やコラーゲンは、セラミドと一緒に肌に取り入れることで相乗効果が期待できることが分かっています。

せっかく保湿効果・美肌効果が高い化粧品を選ぶのであれば、セラミドだけでなくコラーゲンやヒアルロン酸にも注目してみましょう。下記サイトでは、セラミド+お肌に嬉しい美容成分をたっぷり含んだ化粧品を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

 保湿化粧水・クリームのおすすめは?



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