ほうれい線には、ピーリングより肌の再生医療が効果的?

ほうれい線には、ピーリングより肌の再生医療が効果的?



ほうれい線は肌の弾力やハリの低下、表情筋の衰え、紫外線ダメージの蓄積などが原因で刻まれるシワだとされています。

そのため、深く大きなほうれい線を改善するには、根本原因を取り除くためにエイジングケアや表情筋トレーニングを行うのが効果的とされています。しかし、毎日のセルフケアである程度の改善や予防は可能とされてはいるものの、限度があるというのもまた事実です。

この、セルフケアではどうしても消すことができないほうれい線を改善する方法として注目されているのが、美容外科や皮膚科で行われているケミカルピーリングや再生医療です。

ここでは、最近注目されつつあるこれらの施術・医療法についてご説明していきたいと思います。


ケミカルピーリングとはどんな施術?



最近、ほうれい線対策としてケミカルピーリングを選択する女性が増えてきていると言われています。とはいえ、まだまだ一般的な施術とは言い難く、興味はあるけれど試すのはちょっと……、という方も実際には多いようです。

そんな方に向けて、ケミカルピーリングの基礎知識をご紹介していきましょう。

ケミカルピーリングってなに?

ケミカルピーリングとは、肌表面に蓄積した古い角質や毛穴の汚れ、老廃物などを薬剤で溶かし出して取り除く治療方法です。

肌の表面に酸性の薬剤を塗布するという施術ですが、蓄積した古い角質や老廃物を効率良く取り除くことができるため、肌の新陳代謝が良くなる、肌の再生が促進されるなどの効果が期待できます。そのため、シミ・しわ・たるみなどを改善できるとされ、ほうれい線対策としても注目されています。

ケミカルピーリングで使われる薬剤の安全性は?

ケミカルピーリングで気になるのが、肌に薬剤を塗るリスクです。肌表面の老廃物や溜まった角質を溶かして取り除くと聞くと、肌ダメージが心配になりますよね。

ケミカルピーリングで使用される薬剤は、医療用のもののため、エステのピーリングで使用されている薬剤と比較して高濃度となっています。そのため、エステのピーリングよりも高い効果が期待できますが、一つ間違うと肌にダメージが及んでしまうことも事実です。


ケミカルピーリングを行えるのは皮膚科や美容外科といった医療機関に限られるとはいえ、盲目的に医師を信頼するのは危険であるとも言えます。事実、ケミカルピーリング後に肌がひどい炎症を起こしたり、色素沈着を起こしたりといった例も少なからずみられます。

ケミカルピーリングを検討する場合は、まず評判が良くケミカルピーリングの実績がしっかりある医療機関を探し、周囲の声や口コミなどをチェックした上で、信頼がおける医師が施術を担当しているか確認することをおすすめします。

また、カウンセリングの段階で使用している薬剤などを確認し、安全性や施術リスクなどについて詳しい説明を求めることも大切です。

ケミカルピーリングに必要な時間

ケミカルピーリングは、その施術内容からすぐに完了するものというイメージがあるかもしれませんが、完了までには意外に時間がかかります。

一般的に施術が完了するまでには半年以上かかり、以下のようなサイクルで行われます。

1.最初の6回は2週間に1度施術を行う(約3ヶ月)
2.6回の施術完了後、状態を見ながら2ヶ月に1度程度に頻度を落とす
3.肌に改善がみられるようになった時点でホームケアへ移行する


このサイクルは一般的なもので、実際には個人の体質や肌質、改善スピードなどによって調整が行われます。

ケミカルピーリングの注意点

ケミカルピーリングは、肌の古い角質や老廃物を効率良く取り去ることができますが、一方で肌のもつバリア機能を低下させてしまうという一面も持ちます。これは、どんなに腕の良い医師が施術を行っても、完全に避けることができないデメリットの一つです。

そのため、ケミカルピーリングを受けた後の肌はちょっとした刺激や日光にも敏感に反応してしまう傾向があり、施術後はアフターケアに細心の注意をはらう必要があります。ケミカルピーリング後のケアに関しては、医師から細かな指導が入るはずですので、一つ一つおろそかにせず、ケアをしっかりと実行するようにしましょう。

ケミカルピーリング後の注意点には、以下のようなものがあります。

  • 肌のバリア機能が低下し乾燥しやすくなるため、保湿ケアを十分に行う
  • クレンジングや洗顔は摩擦ダメージに気をつけ、普段よりも丁寧に行う
  • 医師に処方された日焼け止めを使用する、日傘や帽子などを活用するなど、紫外線対策を徹底する

  • 肌の再生医療とは



    目尻や口元に深く刻まれた大きなしわ(ほうれい線など)を取り除く方法としては、皮膚の一部を切り取って縫い合わせる外科手術などが有名ですが、表情が不自然になる、いかにも整形しているようにみえるなどの理由から避ける方が多いというのが実情のようです。

    そんな外科手術の代わりとして、近年にわかに注目を集めるようになったのが、肌の再生医療です。再生医療には「抗老化」「若返り」といった、アンチエイジングの2大効果が期待できるとされ、ほうれい線だけでなく、顔全体のシミやシワ、たるみや目元のクマなどを改善できると言われています。


    では、肌の再生医療の基礎知識やメカニズムについてご紹介していきましょう。

    肌の再生医療ってどんなもの?

    肌の再生医療は、皮膚再生療法(PRP療法・ACR療法)とも呼ばれるもので、肌を細胞レベルから若返らせることができる医療法とされています。

    施術の手順としては、まず自分自身の血液を採取し、そこから血小板の成長因子(PRP;Platelet-Rich Plasma、多血小板血漿)だけを取り出して、肌に注入するというものとなります。

    血小板の成長因子には、肌細胞を活性化させる働きがあるとされ、注入することで肌の若返りやアンチエイジング効果が期待できると言われています。

    皮膚再生療法のメカニズムとは?

    血小板の成長因子を肌に注入することで、なぜ抗老化や若返り効果が得られるのでしょうか?メカニズムは以下のようなものとなっています。

    1.血小板にはダメージを負った細胞や血管を修復したり、出血を止めたりする役割がある。

    2.加えて。コラーゲン生成や血管の修復・新生、線維芽細胞活性化などを促進される役割も担っている

    3.そのため、肌に注入することで、コラーゲンやエラスチンで構成された網の目構造を再生・増強したり、新陳代謝を改善させターンオーバーを正常化させたりする効果が期待できる。


    皮膚再生療法にはアンチエイジングや若返りなどの効果があるとされますが、他にも自分の血液を用いるためアレルギーなどのリスクが低い、コラーゲンやヒアルロン注射のように定期的な施術が必要ないなどのメリットも存在します。


    肌の再生医療のリスクとは



    まだまだ皮膚再生療法はメジャーな治療ではありませんが、近年「リスクゼロで若返りが実現」「心身の負担が少ないのにアンチエイジング効果は抜群」といった謳い文句で、再生医療をPRする医療機関が増えてきています。

    ここで注意したいのが「リスクゼロの治療法など存在しない」ということです。現実問題として、皮膚再生療法はまだ臨床例がそう多くなく、安全性やアンチエイジング効果に関しては十分確認されているとは言えない、というものがあります。

    実際、この数年皮膚再生療法による副作用を訴える患者数が急増しており、被害にあった患者さんの治療を専門に行う外来を設置する医療機関まで出てきています。


    皮膚再生療法でみられる被害には、次のようなものがあります。

    • 皮膚再生療法を受けたが、全く効果が実感できなかった
    • 注入したところを中心に無数の細かいしこりができた
    • 皮膚が異常に厚く、固くなってしまった
    • 顔全体がパンパンに腫れてしまった
    • 顔全体が麻痺してしまい表情が作れなくなった
    • 広範囲に色素沈着が確認できる

    これらの副作用は、再生医療がきっかけで現れる症状だと考えられるものの、根本的な原因が不明である場合が多く、治療が困難になるケースも珍しくありません。

    肌の再生医療は、理論的には効果があるとされていますが、まだまだ臨床例が少なく、治療後に起こるリスクに関してはいまだ未知の部分があるということ、そして決してリスクゼロの治療法ではないということを、しっかりと理解しておく必要があります。


    「自分の血液から抽出した血小板の成長因子を注入する」と聞くと、なんとなく安全性が高いようなイメージを抱きがちですが、実際には多数の副作用や肌への悪影響が確認されているという事実を把握しておきたいところです。

    その上で、やはり肌の再生医療を受けてほうれい線を改善したい、美肌を手に入れたいという意思が強い場合は、治療前に担当医から十分な説明やカウンセリングを受け、どういったリスクや副作用があるのか、万が一副作用が出た場合はどのような対応を行っているのかなど、事前に確認しておくことが大切です。


    治療にあたっては、事前に医師と患者双方がリスクや副作用についてしっかりと確認し合うことが何よりも重要だとされています。再生医療を受けた後に大きな後悔をしないためにも、事前のカウンセリングや説明には時間をかけ、細かい部分まで納得した上で施術に臨みましょう。

    この章のまとめ

    • ケミカルピーリングは、肌表面に薬剤を塗布し、蓄積した古い角質や老廃物を溶かしだして取り除く施術
    • ケミカルピーリングを行うと、肌の新陳代謝が正常になり肌の再生が促進される
    • 肌の再生医療は皮膚再生療法とも呼ばれ、自身の血小板成長因子を肌に注入する治療法
    • 肌の再生医療は肌を細胞レベルから若返らせる効果があると考えられている
    • ケミカルピーリングも皮膚再生療法も高い効果があるとされる一方、後遺症や副作用のリスクが考えられる

    ケミカルピーリングも肌の再生医療もほうれい線改善に効果が期待できると言われていますが、その効果ばかりが強調され、リスクなどについてはあまり記されることがないという問題があります。

    どちらも医療機関で行われる施術であるという意味を認識し、軽々しく行うべきものではないということを、まずは覚えておきましょう。

    ケミカルピーリングや再生医療はセルフケアに効果が見られない時の最終手段と考え、まずはアンチエイジング化粧品の使用など、リスクが少ないセルフケアを地道に続けることをおすすめします。



    肌のハリ・顔のたるみに効く化粧品、人気ランキング

    アヤナス(ディセンシア)
    アヤナス
    ポーラが研究開発した美肌成分「CVアルギネート」が細胞の活性化を促し、自らのコラーゲン生産力を高めてくれます。高浸透のセラミドにより保湿力もアップ。ピンとハリのある若々しいお肌へ導いてくれます。


    メディプラスゲル
    メディプラスゲル
    1本で4役をこなす高機能オールインワン化粧品です。エイジングケアに嬉しい美容成分62種の他、2種のコラーゲンに3種のセラミド、ヒアルロン酸を配合しており、敏感肌でも使用できる低刺激処方が魅力です。


    アスタリフト
    アスタリフト
    アスタキサンチンによる「赤」が特徴的なエイジング化粧品です。その他、コラーゲンやセラミド、リコピンなど美容成分が贅沢に配合されており、富士フィルム独自のナノ化技術による浸透力の高さに注目です。